先日、情報整理について書いたので、個人で所有している携帯端末の特徴・使用方法などをまとめました。
仕様以外はあくまで個人的な見解ですが、実際に使用した感想なので参考になれば幸いです。
目次
変遷
名称 | 型番 | 購入時期 |
---|---|---|
Androidタブレット | ICONIA A1-810 | 2013/07購入 |
電子ブックリーダー | PRS-T3S | 2013/12購入 |
Androidタブレット | SK-3GTAB7 | 2014/09購入 |
Windows10 mobile | KATANA01 | 2016/07購入 |
電子ブックリーダー
PRS-T3S
スペック
内容 | 詳細 |
---|---|
ディスプレイ | 6型電子ペーパー(解像度 758×1024ドット) 搭載、16階調グレースケール、バックライトなし |
ストレージ | 2GB(内、使用可能領域は/約1.2GB) |
インターフェース | microUSB端子(OTG機能なし) |
micro SDメモリーカードスロット | |
使用可能なカードは、microSD(2GB以下)、microSDHC(32GB以下)。 | |
microSDXCは使用不可。 | |
ただし、著作権保護機能(CPRM)には非対応。 | |
対応ファイルシステムはFAT、FAT32 | |
サポートファイル形式 | 配信コンテンツ(.mnh)、XMDF(.zbf)、ドットブック(.book)、EPUB(.epub)、PDF(.pdf)、Text(.txt)、JPEG (.jpg、.jpeg)、GIF (.gif)、PNG (.png)、BMP (.bmp) |
無線LAN | IEEE 802.11b/g/n(2.4GHz帯、WEP/WPA-Personal/WPA2-Personal) |
サイズ | 約 107 x 160 x 8.8 mm |
重量 | 約 160g |
参考URL | http://www.sony.jp/reader/products/PRS-T3S/spec.html |
所感
現在の電子ブックリーダーは、AmazonのKindleや楽天のKoboが主流になりつつあるようです。
実際に2013/10/4のPRS-T3S発売以降、ソニーからは後継機種の発表はありません。
主観的にみると書籍事業で成功を収めたAmazonが簡単に撤退するとは考えづらいので、新規購入をする場合はKindleは有力な選択肢になると思います。
そうはいっても、Kindleは国際的な電子書籍ファイルフォーマット規格(ePub)に対応していないので、EPUBファイルに対応している楽天のKoboもすぐ消えるとも思えませんし、書籍を楽天ストアから購入すれば楽天ポイントが付与されますので、選択してとしてはアリだと思います。
ちなみに、Amazon、楽天どちらの機種も所有してはいませんが、Webを見る限りどちらもPDFファイルには対応しているようです。
(ソニーのPRS-T3Sも楽天のKobo同様、EPUB・PDF両対応でしたが、パスワード付きファイルは非対応だったので、KindleやKoboもその可能性がありますが)。
特段、用途が思いつかないようであれば、ブックリーダーの2強となったKindle・Koboのどちらを選んでも問題ないと思います。
PRS-T3Sを普段使用していて唯一気になるのは、操作によって時間がかかる時があることです。
Kindle・Koboどちらを購入するにしても店頭で一度手にとって、操作感や視野角などを確認すると良いと思います。
ちなみに、私はもっぱら積読用(オフライン閲覧)に使用しています。
Evernoteとの連携機能(ノートを本体にダウンロードできる)があるので、気になる記事をPCでクリップしておいて、外出前に同期するようにしています。
ダウンロード時にepub形式に変換されて本体に保存されるため、オフラインで閲覧でき便利です。
以下、Kindle・Koboについての感想&イメージです。
・ライト
機種によるかもしれませんが、ともにフロントライトがあるようです。
ソニーのPRS-T3Sには画面を照らす機能がないので(オプションでライト装着可能)、使用する環境によってはアドバンテージがあると思います。
目に優しいですが、暗がりでは読めません。家には小さな子供がいるので寝かしつける時に部屋の明かりを暗くするのですが、とたんに読みづらくなります。
そういうシーンでタブレットと併用する時は、タブレット側ではOpera miniを起動してナイトモードを使用しています。
Opera miniのナイトモードは、バックライトの明るさをOSとは別に管理できるので便利です(もっと画面を暗くできる / 色の濃いブルーライトカット眼鏡をするイメージ)。
・外部ストレージ用インターレースの有無
KindleにはMicroSDカードスロットがないようですが、KoboにはMicroSDカードスロットを搭載する機種があるようです。
ただ、PRS-T3S同様に背面のカバーを"バリッ"と剥がさないといけないようで、USBメモリのように頻繁に抜き差しをする用途には向きません。
・物理ボタンの有無
PRS-T3Sには、前頁・次頁・ホーム・戻る・メニューの5ボタンがあるので、(私の手は女性並みに小さいのですが)片手しか使えなくても結構使えます。
操作ボタンについては、Kindle・Koboともに無いようです。
・ストア
ソニー・Amazon・楽天、すべてに専用のストアがあります。
ただ、私は一冊も電子書籍を購入したことがないので、よくわかりません。
自炊や無料EPUB・PDFビューアとして使用しています。
タブレット
ICONIA A1-810
スペック
内容 | 詳細 |
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OS | Android 4.4.2(4.2からアップデート) |
CPU | Quad Core(MTK MT8125)プロセッサー(1.2GHz) |
メモリ | 1GB |
ストレージ | 16GB |
ディスプレイ | 7.9インチ、1024×768(スクエア) |
インターフェース | microSDHCカードスロット、microHDMI、MicroUSB端子(OTG機能あり)、3.5mmステレオミニプラグ |
無線LAN | IEEE802.11b/g/n(2.4GHz帯) |
SIMカードスロット | なし |
サイズ | 208.7(幅)×11.1(高さ)×145.7(奥行)mm |
重量 | 約410g |
参考URL | http://kakaku.com/trendnews/pc/id=daily_1120/ |
所感
microSDカードスロットが側面に付いているのが個人的には好感度UPです。スロットがむき出しは不安だという意見も聞きますが、私自身がスマホやタブレットで完結できる人種ではない(だいたいPCを経由する)ので、簡単に挿抜できる仕組みは大歓迎です。
また、今時のグレア液晶なので、購入時にノングレア仕様にしてくれるフィルムをヨドバシの店員さんに貼ってもらいました。
(フィルムの型番を失念してしまったので)そのせいかは不明ですが、タッチパネルのレスポンスはあまり良くありません。
以前、この機種のクチコミを見た際に、フィルムを貼ると使いやすくなるという記述を見かけましたが、フィルムの種類や個人差があるのかもしれません(液晶パネルに使われている静電容量方式の特徴として、指先が濡れていたり乾燥しすぎていたりすると反応が悪くなるようです)。
また、7.9インチのスクエア液晶は思った以上に良いです。
老眼のスタートラインに立っている私にはとても助かります。最近は横にして使用することが増えました(文字が大きく見えるんです)。
SK-3GTAB7
スペック
内容 | 詳細 |
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OS | Android 4.2.2 |
CPU | Quad Core(MTK8382)プロセッサー(1.3GHz) |
メモリ | 1GB |
ストレージ | 8GB |
ディスプレイ | 7インチ、1280×800 IPS |
インターフェース | MicroSDカードスロット(最大32GBまで)、MiniHDMI、MicroUSB端子(OTG機能あり / マスストレージ機能のみ有効、HIDクラスは無効な模様)、3.5mmステレオミニプラグ |
無線LAN | IEEE802.11b/g/n(2.4GHz帯) |
SIMカードスロット | 標準SIM・MicroSIMのデュアルスロット(WCDMA 2100/1900/900/850MHz) |
サイズ | 117×190×9(mm) |
重量 | 約300g |
参考URL | http://www.sknet-web.co.jp/product/sk3gtab7/ |
所感
エスケイネット株式会社から販売されているSIMフリータブレットです。
重量は約300gということですが、実際に手に取ってみると思ったよりも重く感じます。
約410gあるはずのA1-810のほうが軽く感じます。形状のせいでしょうか?
(SK-3GTAB7はワイド、A1-810はスクエア)
そのせいか3回床に落としています。
1度目で液晶にヒビが入り、2回目で液晶の縦左半分がうす暗くなりました。3回目でご臨終となりました。
落とした私が悪いので(この機種に限らず)皆さんには落としづらいケースを購入することをお勧めします。
使用感ですが、Android4.2のためMicrosoft Officeアプリが導入できません。
root化すればまた違うようですが、A1-810が順調に4.4.2にアップデートできたので後回しにしているうちに故障してしまい、詳細は不明です。
また、気のせいかもしれませんが、CPUクロックがA1-810より上なのに描写速度が遅く感じることが多々あったのと、バッテリが急激になくなることが頻繁にあったので(もちろんSMS付きSIMでWi-FiをOFFにした状態で)、充電用バッテリは必需品でした。
画面の照度を落としていても稼働時間は3時間程度だったように記憶しています(あくまで主観です)。
それと、一番気になったのは、画面を挟んで電源ボタンと音量ボタンが左右の同じ高さにあることです。
片手で持って電源をONにしようとすると、一緒に音量ボタンも押してしまうので面倒でした。
ただ、電波の受信状況は悪くありませんでした。
場所(周波数)によるのでしょうが、私のよく行く場所ではKATANA01より受信感度は良かったです。
同様にタッチパネルの反応も悪くありませんでした(A1-810のレスポンスがいまいちだったので、SK-3GTAB7は敢えて保護フィルム無しで使用)。
スマートフォン
KATANA01
スペック
内容 | 詳細 |
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OS | Windows 10 Mobile |
CPU | MSM8909 Quad core 1.1GHz (Snapdragon 210) |
メモリ | 1GB |
ストレージ | 8GB |
ディスプレイ | 4.5inch / 854×480(FWVGA IPS) |
インターフェース | microSDHCカードスロット、MicroUSB端子(OTG機能なし)、3.5mmステレオミニプラグ |
無線LAN | IEEE802.11b/g/n(2.4GHz帯) |
SIMカードスロット | MicroSIM(3G(WCDMA):2100MHz(Band1)/800MHz(Band6/19)/900MHz(Band8)、4G(FDD LTE):2100MHz(Band1)/1800MHz(Band3)/900MHz(Band8)/800MHz(Band19)) |
サイズ | 高さ:132.8mm × 幅:66.3mm × 厚さ:8.9mm |
重量 | 約132g |
参考URL | https://www.freetel.jp/product/smartphone/katana01/spec.html |
所感
まず、初めに3点注意点があります。
・1点目:Windowsであること
Windows 10 MobileのメリットでもありデメリットでもあるOSアップデートがあります。
(PCのWindows Updateのように)Microsoftが運営しているので安心ですが、アップデート後に再起動をするのはお約束です。
おそらくマシンスペックに極端に左右されると思いますが、Windows 10 Mobileの要件を満たしていないKATANA01は15分程度かかります。
再起動の日時を細かくスケジュールできるのが救いですので、可能な限り真夜中にセットしましょう。
・2点目:アプリが極端に少ないこと
世界的なシェアが1%弱なので致し方ないですが、有名どころ以外のアプリはほぼありません。
AndroidやiPhone・iPadで色々やっていた方には不満材料になること請け合いです。
割り切って使える方のみにお勧めします。
私は元々Windows CEユーザだったので気に入って使っています。
・3点目:KATANA01は低スペック
本機限定ですが、KATANA01は機能要件を満たしていないため「Continuum for Phone」が使えません。
Continuum(コンティニュアム)とは、本機に液晶モニター・キーボード・マウスなどを接続すると、デスクトップPCのように大画面でアプリが利用できるようになる機能です。
Windows 10 Mobileではデスクトップ UIが用意されていないため、既存のデスクトップアプリケーションは動作しませんが、UWPAアプリは関係なくデスクトップPCと同じように使えるようになります。
外部モニターは2代目のモニターとして認識され、スマホをそのままスマホとしてしようできます。
(例えば、モニターにPowerPointの画面を表示したままスマホで電話をかける、という使い方が可能)。
また、下記にKATANA01のメリット・デメリットをまとめます。
・メリット
1)パスワードロックしていてもボリュームの変更が可能
紛失対策として必ずパスワードロックをしているのですが、iPhoneやAndroidではロック解除しないとボリューム変更できないのが、Windows 10 Mobileでは可能です。
正直、結構便利ですよ。
2)テザリングができる
これは、私がスマホを選ぶ際の最低条件です。
3)Officeが最初から導入されている
当たり前といえば当たり前ですが、便利です。
4)バッテリが取り外し可能
取り外す予定はないですが、できるに越したことはありません。
5)Continuumは使えないけど、代替はできる
ワイヤレスディスプレイ機能(Miracast)とBluetooth対応キーボード・マウスを使用すれば、デスクトップPCやスティックPCのような使い方もできます(Continuumとは違い、スマホと同じ画面がモニターに出力されますが)。
・デメリット
1)低スペック
非力なため、たまに画面が真っ暗になりますが、処理中ですので心穏やかに待ちましょう。
2)バッテリ容量
1,700mAhと少なめな割には持ちますが、カメラ機能を使用すると一気にバッテリを消耗します。
3)USB OTG非対応
USBホスト機能がないため、USB接続のキーボードやUSBメモリなどが扱えません。
4)インターフェースが最低限しかない
microHDMI端子まで無いのは潔くかえって気持ちがいいです。
5)電波の受信感度が低め?
以前、メインで使用していたSKNETの「SK-3GTAB7」より受信状況が悪いと感じます。
奥まった場所に行くと繋がりにくくなります。
以上、使用感をまとめてみました。