Raspberry Piには各ディストリビューションともに対応版を公開しているので楽しいですね。
一覧はdownloads.raspberrypi.orgにありますが、普通のダウンロードページのほうが分かりやすいです。
ちなみに、CentOS7のイメージファイルはwiki.centos.org/Downloadにあります。
今回は普段使っているLubuntuをUbuntu Pi Flavour Makerからイメージファイルを取得して導入します。
今回はLubuntu 16.04 LTS版を選んだので「lubuntu-16.04-desktop-armhf-raspberry-pi.img.xz」ファイルをダウンロードしました。
以下作業はWindowsでの作業となります。
目次
解凍
7-Zip等を利用してイメージファイルを解凍します。
イメージファイルの書き込み
Win32 Disk Imagerを利用して、microSDカードに解凍したファイルを書き込みます。
セットアップ
microSDカードをRaspberry Piにセットして電源ONで初期セットアップメニューが表示されますので、一番下にある日本語を選択して作業を進めます。
イメージファイルを書き込んでいるのでセットアップ時間自体はさほどにかかりません。
初期設定
アップデート
ファームウェアを最新版にアップデート
$ sudo rpi-update
$ sudo reboot
パッケージを最新版にアップデート
$ sudo apt-get update
$ sudo apt-get upgrade
$ sudo reboot
領域の拡張
今回はNOOBSからの導入ではないのでパーティションが4GBに設定されています。
今回16GBのmicroSDカードを使用したので、残り12GBは使用できない状態になっています。
Raspbianには標準で構成変更ツール「raspi-config」が導入されていますが、Lubuntuには無いので、インストールします。
raspi-config導入
$ sudo apt-get install raspi-config
設定
$ sudo raspi-config
「1 Expand Filesystem」を選択すると画面の終了を促されます。
画面終了時に再起動を求められるので、そのままリブートすると拡張されます。
日本語を扱えるように設定する
表示は日本語ですがキーボード配列が日本語になっていないので、raspi-configツールを使って構成します。
$ sudo raspi-config
「4 Internationah3sation Options」を選択して下記を設定します。
- ja_JP.EUC-JP EUC-JP と jp_JP.UTF-8 UTF-8 を選択
- デフォルト・ロケールには [ja_JP.UTF-8] を選択
- Timezoneは Asia -> Tokyo を選択
- キーボードの種別は [Generic 105-Key(Intel) PC] を選択
- キーボードレイアウトは [Japanese]か[Japanese (OADG 109A)]を選択
日本語入力を使えるようにする
このままでは日本語入力できないので、iBus-Anthyを導入します。
SynapicパッケージマネージャからiBus-Anthy導入後に下記を参考に設定しました。
Raspberry Pi 3 Model B Anthyを使って日本語が入力できるようにする
Raspbianと比べると起動にだいぶ時間がかかるので、それを待てるならありだと思います。
あと、Synapticから導入できるLibreOfficeなどのバージョンもLubuntuのほうが上なのでポイント高いです。