NAS4FreeのSBC版を試してみました

結果から書くと、動きませんでした・・・。

目次

NAS4Freeの基礎知識

NAS4FreeにはFull版とEmbed版があります。
その名の通りEmbedはエンベッド(組み込み用途向け)です。
では、FullとEmbedの違いは、というとNAS4Freeの場合は、イメージをRAM上に展開するか否かで分けられています。
要約すると「Embed版はRAM上に展開、FullはSwap利用」となります。
RAM上に展開する、というと一昔前に1FDや1CDで運用できるLinuxソリューションが流行りましたが、同じですね。

NAS4Free:SBC版の基礎知識

オリジナルのNAS4Freeはバージョン11が最新版ですが、SBC版は10が最終版です。

所有しているRaspberry Pi / Banana Pi / Orange Piで配布状況を確認しました。
Banana Pi / Raspberry Piはありますが、Orange Piは無いようです。
ちなみにFreeBSDも同様にOrange Piは無いんですよね。シェアの違いでしょうか。

私のように複数のSBCを所有している場合は、操作感を合わせるためにArmbianやDietPiで統一するのも一考だと思います。

Banana Pi

  • NAS4Free-bpi-embedded-SD-10.3.0.3.2903.img.gz
  • NAS4Free-bpi-full-SD-10.3.0.3.2903.img.gz

Raspberry Pi

所有しているのはRaspberry Pi 3 Model Bで、公開されているのはRaspberry Pi 2用のイメージですが、Raspberry Pi2 Model Bはv1.2以降SoCが「BCM2836」から「BCM2837」に置き換わっている(ARM Cortex-A7 → Cortex-A53)ので動くんじゃね?と思って試したら動きませんでした(ノд・。)

  • NAS4Free-rpi2-SD-10.2.0.2.2258.img
  • NAS4Free-rpi2-embedded-10.2.0.2.2258.img.xz

ネーミングが"SD"って・・・Fullのことですよね、きっと。
imgファイルのサイズは、Banana Piのembed版は1.75GB、Raspberry PiのSD版で1.4GBでだいぶバラつきがあります。
確認のためにも動いて欲しかったんですが...。

仕方がないので、Banana Piの方だけ試してみました。
となるはずだったんですが、Banana Piの方もブートシーケンスは表示されるものの途中でフリーズします。
まぁ、しかたないですね( ̄Д ̄;)。

Banana Pi M1 ClassicはSATAコネクタと給電ポートを標準装備しているので、2.5インチHDD/SSDなら外部電源無しで駆動できます。
USBメモリやSDカードはウェアレベリングには基本的に対応していないので、HDD駆動できれば活用方法が広がるのにな〜と期待したのですが。

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