昨日の記事で、Chrome 58がリリースされIndexedDB 2.0がサポートされたことを書いたので、ローカルストレージについてまとめてみました。
昨今のブラウザではローカルにデータを保存できるので、その機能を利用してサーバへのアクセスを軽減する実装をしたりします。
(従来からあるクッキーは、主なブラウザでサポートしている最大容量が4KBなので、簡易的な情報を保存する用途に限定されます)。
クッキーに変わる技術として主要なものとしては下記2つがあります。
- Web Storage
- Session Storage
- Local Storage
- Indexed DB ※Indexed DBのサポート状況
※保存できる容量はブラウザにより異なりますが概ね5MB以上は保証されているようです
目次
各ブラウザのサポート状況
ブラウザ | 対応ブラウザのバージョン(記載以降) | 左記ブラウザのサポート状況 |
---|---|---|
IE | 11 | |
Edge | 14 | |
Firefox | 51 | |
Chrome | 49 | |
Safari | 10 | |
Opera | 43 | |
iOS Safari | 10.2 | |
Opera Mini | ALL | |
Android Browser | 4.4 | |
Chrome for Android | 57 |
各ストレージの特徴
Session Storage
有効期限 | 形式 | 備考 |
---|---|---|
タブが閉じられるまで | KVS | タブが異なると違うStorageとして扱われる |
Local Storage
有効期限 | 形式 | 備考 |
---|---|---|
ブラウザに永続的に保存 | KVS | 複数タブにまたがってもアクセス可 |
Indexed DB
有効期限 | 形式 | 備考 |
---|---|---|
ブラウザに永続的に保存 | KVS | インデックスやトランザクションが利用可 |