Microsoftは、既に2014年4月にサポートが終了しているWindows XP SP3向けにパッチ「KB4012598」を配布しました。
当パッチは、 全世界で猛威を振るうランサムウェア対策用に配布されたもので、同様に2016年1月にサポートが終了しているWindows XP Embeddedにも利用できます。
ランサムウェアとは「身代金要求型ウイルス」と呼ばれ、ファイルを勝手に暗号化した後、元に戻すことと引き換えに「身代金」を要求するタイプのウイルスです。
トレンドマイクロによると、2015年1年間の検出台数6,700件に対して、2016年は65,400件を超え約9.8倍と急増しています。
2017年もその勢いは収まっていないようです。
ちなみに今回配布されたのは「WannaCry」用のパッチですが、Windows 10は影響を受けず、Windows 7でもWindows Updateを行っていれば既に対策済みのため、あくまで未だにWindows XPを使用しているユーザ・企業向けに提供された一時的なパッチとなります。