IntelがAppleと共同開発したデータI/F「Thunderbolt」をCPUに統合し、2018年にはロイヤリティフリーで公開すると発表しました。
Thunderboltは2011年登場当初、転送速度20Gbps(10Gbps×2レーン)という破格のスピードで世間を賑わせましたが、IEEE1394のように採用は一部にとどまり、このまま消えていくのでは? と個人的には思っていました。
というのも、転送速度40GbpsのThunderbolt 3が2015年に発表されましたが、やはり取り上げられることは稀でパッとした印象を全く受けなかったからです。
で、ここに来て、Thunderboltのロイヤリティーフリー&CPU内蔵と2段構えで意欲的にシェアを奪いにきたようです。
Thunderboltは、今まで独自のコネクタ形状でしたが、Thunderbolt 3でコネクタ形状としてType-C(USB 3.1 Type-C)を採用しました。
これにより、USBもThunderboltもどっちも挿せるようになります。
(システムが対応していれば、自動判別してくれます)。
ちなみに、「USB 3.1 Type-C」と「Thunderbolt 3」の違いは以下のとおりです。
USB 3.1 Type-C | Thunderbolt 3 | |
---|---|---|
最大転送速度 | 10Gbps | 40Gbps |
最大モニター出力 | 4K 60Hz | 4K 60Hz × 2 |
最大供給電力 | 100W | 100W |
N/W | Gigabit対応 | Gigabit対応 |
USB3.0以前の規格については、「USBの規格について」をご参照ください。