NanoPi NEOをミュージックサーバ化する計画で、Volumioを導入する予定でした。
試行錯誤したのですが、うまく行かなかったので、OSを"DietPi"に変更して対応することにしました。
過去にVolumioの導入経験があれば、もう少し粘れたのかもしれませんが、MPD自体が初めてで何が正解なのかよく分からなかったので、MPDの導入メニューが用意されているDietPiへ素直に移行しました。
ちなみに、ダウンロードした7zファイルを解凍すると「DietPi_v145_NanoPiNEO-armv7-(Jessie).img」が作成されます。
これをいつものようにmicroSDに書き込んで、ブートします。
NanoPi NEOにはHDMIのような映像出力端子がないため、初回起動時はDHCPサーバからipを取得します。
NetEnumのようなツールなどを使ってipを確認した後、SSHで接続し設定します。
なお、起動直後は"SSH Server"が”Dropbear"に設定されているので、"PuTTY SSH Client"などで接続します。
(Poderosaはつながりません)。
目次
DietPi-Software
DietPiにはDietPi-Softwareというツール群が用意されています(Raspbianでいうraspi-config)。
以下、起動直後の説明文。
dietpi-launcher = All the DietPi programs in one place.
dietpi-config = Feature rich configuration tool for your device.
dietpi-software = Select optimized software for installation.
htop = Resource monitor.
cpu = Shows CPU information and stats.
コマンドを叩くだけで実行できます。
# dietpi-software
アップデート
DietPi-Configを実行すると、勝手にUpdateしてくれます。
# cat /proc/version
Linux version 3.4.113-sun8i (root@devel) (gcc version 5.4.0 20160609 (Ubuntu/Linaro 5.4.0-6ubuntu1~16.04.4) ) #18 SMP PREEMPT Thu Jun 15 02:16:06 CEST 2017
ちなみに、imgファイルのファイル名には"v145"とありますが、導入されるバージョンは"147"です。
これを1つずつ最新バージョンである"154"まで自動で"DietPi-Update"してくれます。
(アップデート後は再起動が必要です)。
MPD導入
"Software Optimized"の"Media Systems"欄にある2つを選択して[OK]を選択します。
- YMPD (クライアント / Webベース)
- MPD (サーバ)
"DietPi-Software"の一番下にある"Install"を実行するように促されるので、[OK]して導入します。
ちなみにインストール後、自動で再起動します。
MPDクライアントの起動
ブラウザから"{IPADDR}:1337}を開くと、WebベースのMPDクライアント"ympd" が開きます。
2017.9.3追記
dietpi-updateでv155になりました。