「Windows 10 Mobile」、新機能の開発はもうない

朝日新聞社が提供する"CNET Japan"で衝撃的な見出しの記事が掲載されました。

「Windows 10 Mobile」、新機能の開発はもうない--マイクロソフトが認める

Twitterに投稿されたツイートを見る限り「Windows 10 Mobile」は、先細りしていく運命のようです。
幸いなのは、バグ修正やセキュリティアップデートなどのサポートは継続されることですが、いつまで続くのかは不透明です。

Androidとは異なり、「(自分もそうですが)OSの無償アップデートを期待して購入した人たち」にとっては肩を落とす内容だったのではないでしょうか。

"Windows 10 Mobile"は、主要なアプリの内ごく少数がサポートされるにとどまり、OSアップデート以外にメリットを見出しづらいOSだと考えています。

かつてあった"Windows RT"はもはや無く、"Surface Laptop"に搭載される新OS"Windows 10 S"にも2018年3月末までの"Windows 10 Pro"無料アップグレード権が付いてくることを考えると、Windowsはそのシェアの大きさ故に自身の殻を割るだけの支持を得るのが難しいのかもしれません。

そうはいっても、スマートフォンではARMが席巻しWindowsもARMをサポートせざるを得ない状況です、それに伴いAndroidのシェアも拡大の一途を進んでいます(9月のOSシェア調査を見て)。
以前のザウルスなどのPDAが使われていた頃とは比べ物にならないくらい、NCやNetPCという言葉が使われていた時代とは雲泥の差で、世界が変わっています。

もしかしたら、Windows変革の時ではなく、Windowsをも収める懐の深いハードウェアが望まれているのかもしれません。
そうはいっても、競争の只中にあっては一つに集約されるのは難しいのでしょうし、究極の進化の形を今求めるのも時期尚早でしょう。

ひとまず、ARM版Windowsでx86コードがネイティブに動く日を夢見たいと思います。

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