今日は、「OSS OSのダウンロードサーバ」で話に上がった"Megaia"をご紹介したいと思います。
目次
Mageia(マギア)とは
"Mageia"は、開発が止まっている"Mandriva Linux(マンドリーバ・リナックス)"、旧名称"Mandrakelinux(マンドレイク リナックス)"からフォークされたものです。
"Mageia 6"が、現在の最新バージョンです。
系統
RPM系ディストリビューションとなるため、RHELやCentOS, Fedoraと同系列となります。
デスクトップ環境
base on https://wiki.mageia.org/en/Desktop_environments
If you download a Mageia Live CD, you can choose between the Plasma edition, GNOME edition and XFCE edition.
As of Mageia 6: more than 20 desktop environments and window managers are officially supported.
Mageia Live CDをダウンロードした場合、Plasmaエディション、GNOMEエディション、XFCEエディションのいずれかを選択できます。
Mageia 6以降:20以上のデスクトップ環境とウィンドウマネージャが正式にサポートされています。
Wikiの説明のとおりLiveメディアは以下の3種類をダウンロードできます。
- KDE Plasma 5.8(LTS版)
- Gnome
- Xfce
上記に加え、クラシックインストール(通常のインストーライメージ)からインストールすると、以下のデスクトップ環境も選択可能です。
- MATE
- Cinnamon
- LXDE
- ウィンドウマネージャ
- IceWM
- Openbox
さらにインストール後、"Mageia コントロールセンター"から以下のウィンドウマネージャの導入も可能です。
- Enlightenment
- Window Maker
設定方法
[ツール]-[システムツール]-[Mageia コントロールセンター]から[RPMをインストール/アンインストール]を開き、[グラフィカルデスクトップ]を選択すると、選択が可能です。
また、当ツールからデスクトップ環境の導入も可能です。
※"RPMをインストール/アンインストール"は、言語やバージョンによって"Software Manager"や"ソフトウェアのインストールと削除"などの表記に変わるようです
※もちろん、Liveイメージからのインストールも可能です
※インストーラにないデスクトップ環境も後からGUIで導入可能です
システム要件
構成 | 要件 |
---|---|
プロセッサ | AMD, Intel, VIA の任意のプロセッサ |
メモリ (RAM) | 最小 512MB, 推奨 2GB |
ストレージ | 最小インストール 5GB, 通常セットアップ 20GB |
インストール媒体 | 起動可能なUSBポート 最低 4GB のストレージに対応した光学ドライブ ネットワーク インストール |
グラフィック カード | AMD/ATI, Intel, Matrox, Nvidia, SiS, VIA etc. |
サウンド カード | AC97, HDA, Sound Blaster etc. |
注意点
CPU要件にVIAとありますが、"VIA C3プロセッサ"に対応しているかは不明です。
VIA C3はコアによりサポートしている命令セットが異なります。
以前所有していたM/B"VIA EPIA-C800"は、C3をオンボード搭載していますが、i686の一部の命令をサポートしていないのでCentOS5以降のセットアップに失敗した経験があります。
(i686互換ではないのに、C3がi686互換として振る舞うのが問題らしくカーネルパニックします)。
ちなみに、最近のCPUは全てi686互換となっています。
※C3の後に登場したC7は所有したことがないので不明です