「IPAmj明朝フォント」が公開されました

全ての人名を網羅したフォント「IPAmj明朝フォント」がリリースされました。

base on IPA、あらゆる人名の文字化けがない「IPAmj明朝フォント」

2017年12月22日に発行されたISO/IEC10646 第5版で、IPAの文字情報基盤整備事業で整備された、戸籍統一文字(法務省)と住民基本台帳ネットワークシステム統一文字(総務省)を含む、58,862種の漢字すべてに「Universal Coded Character Set (UCS)」で文字コードが付与されている。IPAmj明朝フォントVer.005.01では、この文字コードに対応した。

ただしIPAでは、現在市販されているPCに同梱されている漢字は、約1万文字(JIS第4水準の漢字範囲)程度であり、日常的なメール利用などでは、送信先の環境なども考慮して、その約1万字を用いることを推奨しており、参考として縮退マップを提供している。

ただ、「IPAmj明朝フォント」の使用は(配布する相手がいる場合、その相手に)配慮した形で行う必要があります。
仮に自分は「IPAmj明朝フォント」を使用しているが、相手が利用していない場合に参考になるのが、上記引用にある「MJ縮退マップ」です。

自分の環境に「IPAmj明朝フォント」を導入すると、一般的に利用されている「JIS X 0213(JIS第1水準~第4水準)」との文字数差が5万文字ほどになります。
これは、相手の画面で表示できない文字が5万文字ある、ということになります。
(もちろん、適用範囲が氏名に限られるので、影響は限定的ですが)。
その差を埋める際に参考になる資料が「MJ縮退マップ」です。

人名を正確に入力する必要がある場合には、組織での利用も視野に入れて活用していきたいフォントです。

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