以前、「XAMPP Portable版の導入」という記事を書いたのですが、外出先で軽くPHPを書いて&検証したい時にサーバがあると便利だなぁ〜と思ったので、ステックPC"DG-STK3"に"XAMPP Portable"を入れました。
※XAMPP の詳細については「XAMPP Portable版の導入」をご参照ください
PHPで完結することなら「PHPビルトインサーバ」で事足りるのですが、やはりDBがあると便利です。
とはいっても、Windows上の環境で動くので、文字コードなどの問題もありシビアな使い方はしないほうが良いとは思います。
目次
要件
ひとまず、DG-STK3に導入するので以下を要件としました。
- ポータブル版であること
eMMCが32GBで空きが少ないため外部USBメモリで運用したい。 - 32bit版であること
OSが Windows 10 Home x86 なので。
事前準備
必要なランタイム
1年前に導入した時は、PHP7同梱版ならVC14(Visual Studio 2015 のVisual C++再頒布可能パッケージ)が必要でしたが、今はVC15(Visual Studio 2017 のVisual C++再頒布可能パッケージ)が求められます。
いずれもマイクロソフトのWebサイトからダウンロードできます。
なお、VC2017(VC15)はVC2015(VC14)と下位互換性があります。
(PCにVC14がインストール済みの場合)VC15導入時にVC14は削除されますが、VC14を必要とするアプリケーションは問題なく動きます。
XAMPPのダウンロード
以下からポータブル版をダウンロードして解凍します。
環境構築
ランタイムの導入
事前に上記VCランタイムを導入します。
任意の場所に配置
XAMPPの解凍データを任意のフォルダに入れます。
setup_xampp.bat
デフォルトの配置先"C:\xampp"以外に配置した場合はバッチファイル(setup_xampp.bat)を実行します。
xampp-control.exe
実行すると、管理コンソールが起動します。
ApacheやMariaDBの横にある[Start]ボタンで起動できます。
その他
ステックPC(DG-STK3)には予めVNCサーバを導入してあります。
これは、以下の3点に対処するためです。
- Apache, MariaDBなどのサービスの再起動をしたい時がある
- 設定ファイルの編集がテキストベース(Web管理画面からできない)
- OS自体をシャットダウンしたい(電源ボタンに割り当てても良いけれど)