公式ではi686版は無くなったものの、32bit版の提供が継続されているディストリビューションをまとめました。
目次
CentOS 7
RHELがバージョン7から64bitに移行したことを受け、CentOS 7 も64bitになりました。
ただ、CentOSには32bit版が非公式ながら用意されています。
注意点
標準レポジトリ内にはEPELやRemiなどのrpmパッケージは用意されていません。
64bit版のCentOSの様に、通常の手順で使おうとすると戸惑うかもしれません。
base on https://seven.centos.org/2015/10/centos-linux-7-32-bit-x86-i386-architecture-released/
CentOS Linux 7 32-bit x86 (i386) Architecture Released
Tuesday , 13, October 2015The Alternative Architecture Special Interest Group (AltArch SIG) is happy to announce the release the x86 32-bit version of CentOS Linux 7.
This architecture is also known as i386 or i686. You can get this version of CentOS from the INFO page.This version of CentOS Linux 7 is for PAE capable 32 bit machines, including x86 based IOT boards similar to the Intel Edison.
オルタナティブ・アーキテクチャーのSpecial Interest Group( AltArch SIG )は、CentOS Linux 7のx86 32ビット版のリリースを発表しています。
このアーキテクチャーは、i386またはi686とも呼ばれます。 このバージョンのCentOSは、 INFOページから入手できます。このバージョンのCentOS Linux 7は、インテル・エジソンに似たx86ベースのIOTボードを含む、PAE対応の32ビット・マシン向けです。
上記記事にある「INFO page」には、i686のダウンロード先の記載があります。
base on https://wiki.centos.org/SpecialInterestGroup/AltArch/i386
Install ISOs are available here:
http://mirror.centos.org/altarch/7/isos/i386/
Arch Linux
開発者の立場からの見たシンプリシティ(簡潔さ)やエレガンスさ、コードの正しさに焦点を当てて開発されているOSです。
インストール方法からして他のディストリビューションとは異なり敷居の高さを醸し出しているため、最初は Manjaro Linux や Antergos などのフォークを使ったほうがよいかも。
こちらも、CentOS同様に32bit版がコミュニティから提供されています。
base on Arch Linux - News: Phasing out i686 support
Phasing out i686 support
2017-01-25 - Bartłomiej PiotrowskiDue to the decreasing popularity of i686 among the developers and the community, we have decided to phase out the support of this architecture.
The decision means that February ISO will be the last that allows to install 32 bit Arch Linux. The next 9 months are deprecation period, during which i686 will be still receiving upgraded packages. Starting from November 2017, packaging and repository tools will no longer require that from maintainers, effectively making i686 unsupported.
However, as there is still some interest in keeping i686 alive, we would like to encourage the community to make it happen with our guidance. The arch-ports mailing list and #archlinux-ports IRC channel on Freenode will be used for further coordination.
The [multilib] repository will not be affected by this change.
i686サポートの段階的廃止開発者とコミュニティの間でi686の人気が低下しているため、私たちはこのアーキテクチャのサポートを段階的に廃止することに決めました。
この決定は、2月のISOが32ビットのArch Linuxをインストールできる最後のものであることを意味します。次の9ヶ月は非推奨期間で、i686は引き続きアップグレードパッケージを受け取ります。2017年11月からは、パッケージングとリポジトリツールでもメンテナが必要なくなり、効果的にi686がサポートされなくなりました。
しかし、i686を生かし続けることには依然として関心がありますので、私たちの指針でコミュニティがそれを実現するように奨励したいと思います。Freenode の arch-portsメーリングリストと#archlinux-ports IRCチャンネルは、さらなる協調のために使用されます。
[multilib]リポジトリはこの変更の影響を受けません。
base on Arch Linux - News: The end of i686 support
The end of i686 support
2017-11-08 - Bartłomiej PiotrowskiFollowing 9 months of deprecation period, support for the i686 architecture effectively ends today. By the end of November, i686 packages will be removed from our mirrors and later from the packages archive. The [multilib] repository is not affected.
For users unable to upgrade their hardware to x86_64, an alternative is a community maintained fork named Arch Linux 32. See their website for details on migrating existing installations.
i686サポートの終了非推奨期間が 9ヶ月になると、i686アーキテクチャーのサポートは今日では実質的に終了します。11月末までにi686パッケージはミラーから削除され、後でパッケージアーカイブから削除されます。[multilib]リポジトリは影響を受けません。
ハードウェアをx86_64にアップグレードできないユーザーの場合は、Arch Linux 32という名前のコミュニティ管理フォークがあります。既存のインストールの移行の詳細については、Webサイトを参照してください。
base on Arch Linux 32
Community maintained repos.
i686Instructions for the transition from archlinux to archlinux32 can be found here.
Dual-bootable installation media can be found here.
Join us on #archlinux32 IRC channel on Freenode, or subscribe to the mailing list.
The repository with the tools, ISOs and website files can be found here.
コミュニティはリポジトリを維持しました。
i686archlinuxからarchlinux32への移行の手順は、ここで見つけることができます。
デュアルブート可能なインストールメディアは、ここで見つけることができます。
Freenodeの#archlinux32 IRCチャンネルに参加するか、メーリングリストに登録してください。
ツール、ISO、およびWebサイトファイルを含むリポジトリは、ここにあります。
ダウンロードURL : htps://mirror.archlinux32.org/archisos/