目次
現象
使い方
私は32MBのCF(コンパクトフラッシュ)に、Boostnoteのデータ(Storage)を作っています。
そうすることで、CFがあれば異なるPCでも同じ環境で作業ができます。
※アプリ側で同じパスを参照する設定にする必要はあります
具体的には
作ったはずのファイルが見つからず、あれこれ探すことが増えてきました。
最初、Boostnoteは(設定画面以外で)SAVEボタンが無いので、アプリ終了のタイミングで保存されていないのかな?と思っていました。
ファイル数が250を超えたあたりだったので、保存媒体が古いCFでI/Oが間に合わないのかな?・・・とも考えました。
データは保存されていた
試行錯誤した結果、データは保存されているようでした。
(アプリ上からは見えなくなるが、ディレクトリ内にはcsonファイルがあるのでデータ自体が無くなったわけではない)。
Storageの階層例
- {Storageルートディレクトリ}
- notes
*.cson - boostnote.json
- notes
※Storageルートディレクトリの名称は任意ですが、下位のディレクトリ・ファイルの名称は固定・自動です
該当のBoostnoteデータが入っている"notes"ディレクトリ内に保存されています。
気になったこと
「All Notes」に全ファイル数が表示されるのですが、各「Folder」の件数を合算しても合いません。
試しに、件数の多い Storage を削除すると、「All Notes」の表示がマイナスになります...。
.configディレクトリ内に保持しているキャッシュ(Local Storage)とアンマッチになっているようです。
試行錯誤
設定をクリアする
.configディレクトリ内のアプリの設定をクリアします。
- {ホームディレクトリ}/.config/Boostnote
※UIや登録Storageなどが保存されています
Storageの再設定
設定クリア後に、Storage を再度登録し直します。
結果変わらず
相変わらず、非表示のファイルがあります。
ただ、「All Notes」の件数は「Folder」の件数合算値に近づきましたが、完全マッチとまではなりませんでした。
解決
実際のファイルが格納されるcsonディレクトリを見ていて気がついたのですが、Boostnoteのバージョンで作成されるファイルのネーミングルールが異なっているようです。
つまり、BoostnoteのバージョンをPC間で合わせればOKとなります。
- ネーミングルール
- 旧
20桁の英数字+拡張子 - 新
36桁の英数字(ハイフン含む)+拡張子
- 旧
旧バージョンのBoostnoteだと新形式(ハイフンあり)のcsonファイルを認識できない模様。
確かにスタンドアロンで使うアプリなので、前方互換性は考えないですよね...。
base on 前方互換性とは - IT用語辞典 Weblio辞書
例えば、オフィスソフトの新バージョンで採用されたデータ形式のファイルを旧バージョンでも開くことができる場合、(旧製品は)前方互換性を持つといえる。
前方互換性とは逆に、新製品が旧製品の仕様に対応している状況は「後方互換性がある」と表現される。
結論
想定されるアプリの使用方法については、自己責任で解決しましょう。