普段、モバイルPCで 32bit OS を使っているます。
その関係で、32bit関連の記事が着実に増えています。
ただ、そうはいっても時代は確実に 64bit に舵を切っています。
Linuxの二大巨頭 Red Hat、Debian・Ubuntu を見ていきたいと思います。
Linux
RHEL
Red Hat Enterprise Linux(CentOS・Fedora)は既に 64bit に移行しています。
32bit版は RHEL6 までです。
非公式ではありますが、CentOS 7 には 32bit版が存在します。
また、経路は違いますが Mageia や Vine Linux は公式で 32bit版が存在します。
Debian
有り難いことに Debian は今のところ 32bit廃止のアナウンスは出ていません。
Ubuntu
Ubuntu は仮想環境用など一部の用途を除いて、次バージョン(18.04)から 64bit になります。
CanonicalのソフトウェアエンジニアであるJosh Powersは12月20日(世界標準時),2018年4月リリース予定の「Ubuntu 18.04 LTS(開発コード: Bionic Beaver)」において,サーバ版(Ubuntu Server)のi386アーキテクチャに関してはデイリーイメージを削除する方針であることを明らかにした。
これによりUbuntu 18.04からはデスクトップ/サーバともに32ビット版のデイリーイメージが作られないことになる。
base on Change of scope and target market for i386
Change of scope and target market for i386
Please action the below and remove Ubuntu Desktop i386 daily-live
images from the release manifest for Beta and Final milestones of
17.10 and therefore do not ship ubuntu-desktop-i386.iso artifact for
17.10.
以下のアクションを実行し、17.10 のベータ版と最終版のリリースマニフェストから Ubuntu Desktop i386イメージを削除して、17.10 の Ubuntu Desktop i386isoアーティファクトを出荷しないでください。
Windows
Windowsについては調べていないので詳細は不明です。
ただ、現状では OS・Office ともに、32bit・64bit の両方が存在しています。
リソースを比較的多く消費する Windows において、32bitが未だ延命しているのは、過去の資産を継承するために仕方なく・・・という側面が強いのかな、と感じています。
ともあれ、利用者としてはメモリ消費量が少ない 32bit の選択肢があることは良いことだと思います。
まとめ
メンテナンスコストを考えると仕方のないことですが、やはり無くなるのは寂しいものです。
歳のせいでしょうか...。