ARM版 Windows が発表されるように、ノートPCは携帯デバイスとしての次のステップを登ろうとしています。
そのために切り離すことができないのが、高解像度化しているディスプレイです。
解像度が上がると目が細かくなるので、低解像度と比べるとバックライトを強化する必要があります。
結果として、消費電力が上がりバッテリを消耗します。
そんな中、Intel が新たな取り組みに向けて動き出していました。
base on 【イベントレポート】Intel、ノートPC向けディスプレイの消費電力を削減する新技術 - PC Watch
2018年6月5日 15:30
Intelが行なった調査では、ノートPCを購入する時にチェックする項目の2番人気はバッテリ駆動時間だったという(ちなみに1番はプロセッサ)。今回Intelが発表した「Intel Low Power Display Technology」では、パネル側とIntelのCPUに内蔵されているGPUおよびそのドライバが協調して動作することで、従来よりも効率の良い電力管理を行なう仕組みになっている。
実現にはIntel側だけでなく、パネルメーカーの協力も必要となるので、パネルメーカーとも協業していくとしている。Intel Low Power Display Technologyに対応しているパネルに交換すると、約20%をプラスした駆動が可能になるという計算だ。
実現に向けて、他社を巻き込んだ開発が必要になることから、発売されるまでは時間がかかることが予想されます。
ただ、購入時2番目にユーザが考慮しているバッテリに関する問題だけに、番狂わせがない限り着実に前に進むでしょう。
メーカーにとっても訴求力のある製品は魅力的なはずですから。
パネルメーカーとの協業により、全く別の新たなメリットが生み出されるかもしれません。
この業界は、今後も目が離せません。