昨日、Markdown 記法の基本文法をお伝えしました。
生産性のみならず、それ以外のメリットもあるのでご紹介したいと思います。
Markdown記法で書かれた文書はパーサで解析され、HTML へ変換されます。
また、生産性を上げるため主要なタグのみに限定されています。
そのため、使える機能が限定的になる反面、以下のようなメリットを生んでいます。
- スタイルが標準化される(標準化コストの削減)
機能が限定されているため、UIが標準化されます。 - 拡張しやすい
最終的に HTML へ変換されるため、Markdown 自体に HTML や CSS を記述することが可能です。
これにより、Markdown で定義されているタグを好きなようにスタイリングすることができます。
また、HTML を併せて記述することが可能なため、Markdown に縛られずスタイルを設定することもできます。
(ただ、無計画に拡張すると前述した標準化と相反しますが)。
Markdown エディタによっては、外部の CSS を適用できるものもあります(Marp など)。
外部 CSS が使えると、スタイルの標準化は非常に現実味を持ちます。
各自 CSS が定義可能、且つ CSS は後定義が優先される仕様のため完全一致を保証することはできませんが、それでもかなりの省力化が期待できます。