Windows の環境変数は、ショートカットに対しても使える

普段、Lubuntu を使っていると「実行」を多用します。
(WinキーとRキーの複合キー or スタートの実行)。
この「実行」は、Windows でいうと「ファイル名を指定して実行」にあたります。

Ubuntu ではパッケージでアプリケーションをインストールすると、パスが通った状態で導入されます。
しかし、Windows ではパスが通っているのはシステム的に重要な場所のみのため、Ubuntu と同じ感覚でアプリケーションを起動しようとするとエラーになります。
素直に、スタートボタンやショートカットから呼び出せば良いのですが、キーボードを多用しているとマウスに持ち帰るのが面倒なときがしばしばあります。

環境変数の設定手順

設定画面の表示

環境変数を設定するシステム画面は以下の3通りで表示できます。

1.スタートボタン

  • Windows スタートボタン
    • 右クリック
      • システム(Y)

2.コントロールパネル

  • [コントロールパネル]
    • [システムとセキュリティ]
      • [システム]

3.キーボード・ショートカット

  • Windowsキー + Pause(Break)キー
    Pause(Break)キーは F12キー右横(PrintScreen / ScrollLock / Pause (Break))にあります。

設定

システム画面を開いたら [環境変数] ボタンをクリックして {username} のユーザー環境変数を編集します。

  • Path
    • [編集]
      • [新規]

この際、アプリケーションごとのパスを指定しても良いのですが、それだと毎回追加しなければならず面倒です。

Windows は、指定したパスにあるショートカットを認識して(その先にある本体プログラムを)呼び出してくれるので、一箇所にまとめて登録するのが吉です。

例)

  • パス : C:\Shortcut
  • Shortcut フォルダに各アプリケーションのショートカットを格納
    Excel, FileZilla, Marp, Poderosa, PuTTY etc...

これで「ファイル名を指定して実行」から、Excel や PuTTY 等を呼び出すことができるようになります。
※大文字・小文字は関係なく呼び出し可能。