資料が Redmine や Bugzilla などで蓄積されていれば全文検索が可能ですが、ファイルサーバにドキュメントとして格納されていると探すのに苦労します。
また、Redmine などで管理されていても添付されたドキュメント内は検索対象にならないのでモヤモヤします。
そんな中、ファイルサーバで管理しているドキュメントを調べたい時に便利なツールがあったのでご紹介したいと思います。
なお、テキストファイル内の検索であれば以前ご紹介した「タブもじ検 / Tab Text Finder」がお薦めです。
目次
前提条件
- インデックス不要
検索ソフトでは、予めインデックスを作成しておくことで高速に検索できるものと、そうでないものに大別されます。
インデックスを利用して高速検索を実現するツールは、一見便利そうに見えます。
ただ、ファイルサーバに格納されるファイルはいつ更新されるか分からないため、私は使わないようにしています。
※事前に作成されたインデックスを元にした検索結果では齟齬が出る可能性がある。
使ったツール
今回は Excel(.xlsx)のファイル内検索に利用しました。
どちらも結果は同じだったので、好みで使い分けて良いと思います。
AiperEditex
要件
.NetFramework 4.0以上、且つ Microsoft Excel および Microsoft Word。
メリット
- レジストリを使用しない
- 検索結果一覧のファイル名を右クリック後、メニューから開ける
- 公式ページがある
Aiper Editex (Excel/Word検索・編集・一括置換ツール)
SearchApp
要件
Java Runtime Environment (JRE) v6 以上必須。
※OpenJDK でも動きす。
メリット
- レジストリを使用しない
- 検索結果一覧のファイル名ダブルクリックで開ける
- Excel, Word 不要? ・・・ Office 無し環境で試していないので不明
そもそも現在の Office はオープン仕様
現在の Excel, Word などのファイルは Zip 圧縮された XML ファイルです。
実体はテキストファイルのため、専用ソフトがなくても内容を確認することが可能です。
base on Office (2007) Open XML ファイル形式の概要
オープンでロイヤリティーフリー。
Office XML 形式は、XML テクノロジと ZIP テクノロジに基づいているため、広く一般に利用可能です。この形式とスキーマの仕様は、公開され、現在の Microsoft Office 2003 リファレンス スキーマのライセンスと同じように無償のライセンスの下で提供されることになっており、業界で広く使用できるようにオープンに提供されます。相互運用可能。
XML を操作できる標準のツールやテクノロジを使用することにより、Office アプリケーションを使用しなくても、Office ドキュメント内の情報を変更したり、ドキュメントを作成したりできます。新しい形式では、Office コードを使用しなくてもドキュメントのアーカイブを構築できます。