去年、フラッシュストレージの種類・選び方〜追加編〜という記事で QLC(クアッド・レベル・セル)について触れました。
QLC は耐久性で劣るものの大容量製品に向くため、早くもコンシューマ市場に浸透しはじめました。
base on Micron、“QLC NAND”搭載のNVMe SSD「Crucial P1」国内発売 ~1TBで2.8万円、2TBモデルも近日投入 - PC Watch
2018年10月25日 18:13
マイクロンジャパン株式会社は、PCI Express接続のNVMe SSD「Crucial P1」を10月27日より発売する。容量は500GBと1TBの2つをラインナップ。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は500GBモデルが14,000円、1TBモデルが28,000円の見込み。
QLC NANDでは、TLC NANDと比べてチップあたりの容量密度を大きく向上できるメリットと引き換えに、性能(転送速度)や書き込み耐性の面で劣るが、P1では、Micron独自のSLCキャッシュ技術「Hybrid Dynamic Write Acceleration」により安定した性能の実現を謳う。
現時点では TLC(3D NAND)と比べて価格優位性はなさそうです。
ただ、これも量産体制が整うまでの話で 3D NAND の時同様に製品の置き換えが急速に進みそうです。
性能面でのデメリットを払拭するために用意されている SLCキャッシュ技術というものにも興味があります。
我が家でも急速に SSD が浸透しているので、今後より一層 HDD との住み分けがはっきりしそうです。