FTP や SCP などサーバへのファイル転送ツールの違いをまとめてみました。
ちなみに私が普段使っているツールは以下の2つです。
ツール
- FileZilla
対応プロトコル:FTP, SFTP, Storj - WinSCP
対応プロトコル:SFTP, SCP, FTP, WebDAV, Amazon S3
※WinSCP は Windows専用ですが、FileZilla はクロスプラットフォームです。
プロトコル
FileZilla・WinSCP 共通で使えるもの
FTP
- File Transfer Protocol
ネットワーク上でのファイル転送プロトコル。
古くから使われているが、パスワードが平文で送られるので使われなくなりつつあります。
SFTP
- SSH File transfer Protocol
SSH ベースのファイル転送プロトコル。
SSH は Secure Shell の略で、パスワードなど認証部分を含むすべての通信が暗号化されるので安全です。
後述の SCP に並び、現在主流です。
その他
SCP
- Secure Copy Protocol
SFTP 同様、パスワードなど認証部分を含むすべての通信が暗号化されるので安全です。
前述の SFTP に並び、現在主流です。
FTPS
- File transfer Protocol over SSL/TLS
FTP ベースの通信を SSL/TLS で暗号化して安全性を担保します。
まとめ
インタネット黎明期に復旧した FTP の通信内容は暗号化されないため、現在は以下が主流となっています。
- FTPS
SSL/TLS と組み合わせて暗号化。 - SFTP
SSH 上で通信することで匿名性を保証。