なんとか実用に耐えるか? Windows on ARM

2017年から時折紙面を賑わせている Windows on ARM(WoA)がやっと現実的なプラットフォームになってきたようです。
※WoA は SoC 製造元 Qualcomm では Windows on Snapdragon(WoS)と呼称。

当ブログでも何度か掲載してきた Windows on ARM が、やっとスタートラインに立ったようで感無量です。

base on 【イベントレポート】Lenovo、Snapdragon 850搭載で25時間駆動のWindows 2in1「Yoga C630 WOS」 - PC Watch
2018年8月31日 03:30
MicrosoftとQualcommは、2017年12月に発表したSnapdragon 835世代でWOAの立ち上げを狙っていて、Lenovo、HP、ASUSが製品を発表したが、実際には発売されないか、発売されてもごく少数が出回っただけでほとんど市場には流通しなかった。

製品として立ち上げるには性能が足りなかったからとされており、Qualcommは今年の6月にCOMPUTEX TAIPEIで行なった記者会見(Qualcomm、Windows PC向けの10nmプロセスSoC「Snapdragon 850」参照)で、CPUコアを8コアにして性能を強化したSnapdragon 850を発表し、性能を改善してきた。

ただ、実際にはハイエンドの Snapdragon 850 でもマシンパワー的には厳しい模様...。
WoA では(ARM プロセッサで)Windows アプリケーションを動かすために「x86エミュレーション」と呼ばれる機構が用意されていますが、これが現在ボトルネックになっているようです。

当面は LTE内蔵・長時間駆動PC として活路を見出すしかないようです。