先日、メインPCのリテールファン静音化に成功して勢いに乗り(調子に乗り?)、BD再生用PC として使っている Lenovo G530 のファン静音化も実施しました。
ついこの間、部屋の模様替えで G530 が近づいた関係で音が気になるようになったのが発端です。
G530 は BIOS で細かい制御がまるで出来ないため、ユーティリティで行うことにしました。
目次
SpeedFan
使ったのはフリーソフトとして著名な SpeedFan です。
base on SpeedFanの詳細情報 : Vector ソフトを探す!
18.06.29公開
システムの温度に応じてファンの速度を変化させることが可能なハードウェアモニタリングソフトです。なお、本ソフトはその性質上、すべてのPCで使えるというわけではなく、使用しているマザーボードによってはまったく使用できないか、一部の機能のみ使用可能という制限がつく可能性があります。
G530 では SpeedFan でも細かい制御は出来ませんでしたが、CPUクーリングファンの制御は出来たので実質問題ありませんでした。
操作
SpeedFan の基本的な使い方について。
- ファン回転数の下限・上限
[Configure] - [Speed] でファンの回転数の min.・max. を定義します(が、G530では表示されず)。 -
温度によるファン回転数の制御
[Configure] - [Temperatures] でファン回転数の min.・max. のしきい値を定義します。- Desired(要求)の温度以下なら、ファン回転数は min.
- Desired(要求)の温度を超えたら、ファン回転数は max.
なお、Warning(警告)の温度を超えると文字通り警告表示されるようです。
設定値
今回、G530 で設定した項目・値について公開します(大したものではありませんが)。
Label | Chip | Desired | Warning |
---|---|---|---|
HD0 | HD0 (120GB) | 50℃ | 60℃ |
Temp1 | ACPI | 70℃ | 80℃ |
Core 0 | INTEL CORE | 80℃ | 90℃ |
Core 1 | INTEL CORE | 80℃ | 90℃ |
※Core(CPU)の設定値が異様に高いのは搭載CPUが Celeron T1600 で Tjunction(プロセッサー・ダイで許容できる最大温度)が 100℃だからです。
ちなみに、SpeedFan が使えないPCでも下記 NoteBook FanControl で制御できることがあるようです。
SpeedFan が使えないときは諦めずにトライすると幸せになれるかもしれません。
- NoteBook FanControl
GitHub - hirschmann/nbfc: NoteBook FanControl