制裁が発動され始めたようです。
base on Google、Huawei端末へのサービス提供を一部停止 既存端末には影響なし - ITmedia NEWS
2019年05月20日 13時55分 公開
Huaweiが今後発売する新規端末で、Androidの更新ができなくなるほか、Google PlayやGmailなどGoogleのサービスが利用できなくなるという。
ただ、既存のHuawei端末のユーザーは引き続き、Googleが提供するサービスの利用は可能だとしている。
ファーウェイは、日本では大手キャリアに採用されるなど(市場において)大きな影響力を発揮しています。
既存製品への影響は最小限になるようなので、リコールなどによる自社ブランドへのイメージダウンなどは避けられそうです。
そうは言っても、次期モデルなどが要調整などとなると、中の人は調整に四苦八苦することになるでしょう。
かつて ZTE が制裁を受けていましたが、ファーウェイへの影響度・期間はどうなるのでしょうか。
ファーウェイと ZTE が一番異なるのは、自給率の高さだと思います。
ZTE はハードウェアの中核となる SoC などを外部に依存していますが、ファーウェイは Kirin などグループ会社で持っています。
また、Android の供給が止められても AOSP があります。
AOSP(Android Open Source Project)は Google が OSS として公開している OS です。
※ベース OS のため Google Play や YouTube・Gmail といった Google サービスは含まれません。
ですが、ファーウェイほどの大企業であれば、AOSP に代替サービスを組み込んで出荷することは容易いでしょう。
そのため、自(中国)国内などでは影響は少ないのではないでしょうか。
※逆に、リテラシの発達した国では今までどおりの商戦は難しいでしょう。
どちらにしても今後の動きに注目です。
答えが出るまでは、ファーウェイの新製品に手を出さないほうが無難でしょう。
ちなみに、ZTE は和解に際して罰金の支払いなどを行っています。
base on 米制裁で絶体絶命の中国「ZTE」 時価総額7000億円を喪失 | Forbes JAPAN(フォーブス ジャパン)
2018/06/21 14:30
ZTEは6月8日、制裁解除の条件として14億ドル(約1540億円)の罰金支払いと経営陣の刷新を行うと発表した。
ZTEは7万5000人の従業員を抱えるが、制裁により事業の大半が操業停止に追い込まれていた。
ZTEにとって最大の懸案事項は、2カ月前の制裁発動から拡大を続ける損失だ。ZTEが今年1Qに出荷した660万台のスマートフォンのうち、70%が米国向けで、2017年の出荷台数では米国で4位だったという。アップルとサムスンが独占する米国市場で中国メーカーがここまで健闘するのは稀なことだ。
今後、ZTEは米国向け投資を縮小し、ロシアや東南アジアなどの新興市場への進出を模索する可能性が高いとPengは予測している。
base on 米、ZTEの制裁解除 米企業と取引再開 :日本経済新聞
2018/7/14 6:09
米商務省は13日、中国の通信機器大手、中興通訊(ZTE)に科した米国企業との取引禁止の制裁を解除したと発表した。同社が制裁解除の条件である罰金の支払いや経営陣の刷新を終えた。
ZTEは米クアルコムの半導体など基幹部品を調達できなくなり、スマートフォン(スマホ)などの生産停止に追い込まれた。
base on 米、中国ZTEへの制裁を解除--「今後も厳しく監視していく」 - CNET Japan
2018年07月17日 07時26分
ZTEは罰金に加えて、米国の輸出規制法を順守するよう監視するための特別チームを10年間設置しなければならない。またZTEは、取締役と上級幹部を刷新した。