先日、いつものように WinShot で取ったキャプチャを FenrirFS で確認していたら不思議な現象に陥って、20分近く悩みました。。。
WinShot
WinShot は Windows ユーザならば馴染みが深いであろう、定番のキャプチャソフトウェアです。
ちなみに、私は Windows 95 時代から愛用しています。
このソフトウェアの良いところは設定が簡単で、軽快に動作することです。
難点と言えば、デュアルディスプレイ下のセカンダリでは動作しないことでしょうか。
(その場合でも、プライマリディスプレイでは動作します)。
FenrirFS
FenrirFS も何度か当サイトでもご紹介しておりますが、高機能なファイル管理ソフトになります。
WinShot でキャプチャを取る際は枚数がかさむことが多いので、
- WinShot でキャプチャを取る
- FenrirFS で内容を確認する
というふうに使っています。
(フォルダ内にあるファイルが固定的で)シーケンシャルに内容を確認するだけなら、Windows 標準のフォトビューアでも事足りますが、FenrirFS だと内容を確認しながら
- ファイル名を変更できる
- ファイルにコメントを付けられる
- ファイルにフラグを立ててグルーピングできる
FenrirFS は取得したファイルの一覧を SQLite で管理しており(ファイルを編集せずに)属性情報を付与することが可能になっています。
などができるので、重宝しています。
画像キャッシュ
そんなある日、いつものように WinShot + FenrirFS で画像をチェックしていると、以下のような現象に遭遇しました。
- WinShot でキャプチャを取る
- FenrirFS で画像をチェックする
- すると、キャプチャ画像が古い(2回前くらいに取得したキャプチャ画像)
原因
タネ明かしを最初にしてしまうと、原因は FenrirFS のキャッシュ機能でした。
マニュアル用にキャプチャを取りながら「チェックして不要な画像なら削除する」という手順を踏んでいたために陥った現象です。
再現方法
- WinShot でキャプチャ
- 当該画像を FenrirFS で閲覧する
- 当該画像を削除
- WinShot で他画面をキャプチャ
- 当該画像を FenrirFS で閲覧する
※ここでデジャブが起きます!
原理
FenrirFS はプレビューした画像のキャッシュを保持しており、キャッシュがある場合はそれを利用するようです。
※事前にプレビューしたファイルと同名だと、同一ファイルとみなしているわけです。
(キャッシュしている分、高速表示できますから)これ自体が悪いわけではないのですが、気づかないと驚きます。
ちなみに、FenrirFS 自体を再起動する(閉じて開け直す)とキャッシュは削除され、正常な画像が表示されます。
ただ、FenrirFS 再起動し直すのは手間なので WinShot の設定を変更することにしました。
WinShot の設定
- [WinShot 環境設定] - [基本設定] の "前回の番号を記録" にチェックを入れる。
上記設定を行うと、キャプチャ画像に付与する番号は再利用されません。
(キャプチャ画像を削除すると、その分歯抜けになります)。
上記設定を行うことで、ファイル名に付与される番号が再利用されず(ファイル名が重複しないため)、FenrirFS 上でもキャッシュで悩むことはなくなりました。