確認した環境
$ cat /etc/issue
Ubuntu 18.04.3 LTS \n \l
$ arch
x86_64
$ ps aux | grep xorg
root 764 9.6 0.7 996168 119872 tty7 Ssl+ 20:04 16:30 /usr/lib/xorg/Xorg -core :0 -seat seat0 -auth /var/run/lightdm/root/:0 -nolisten tcp vt7 -novtswitch
link 25351 0.0 0.0 22560 1044 pts/0 S+ 22:56 0:00 grep --color=auto xorg
設定画面について
Ubuntu の 設定画面(GUI)は下記パッケージを使って表示しています。
- gnome-control-center
その名のとおり、デスクトップ環境 GNOME 用のパッケージです。
Lubuntu 18.04 LTS では、以下の項目がありました。
- Wi-Fi
- Bluetooth
- 背景
- 通知
- 地域と言語
- ユニバーサルアクセス
- オンラインアカウント
- プライバシー
- 共有
- サウンド
- 電源管理
- ネットワーク
- デバイス
- 詳細
設定画面の表示
設定画面 gnome-control-center はスタートメニュー内には見当たらなかったので、以下から実行しました。
- [スタートメニュー] - [実行] に「gnome-control-center」を入力して [OK] を押下
設定画面は表示されるのですが、何故か何も表示されません。
(真っ白、というか灰色一色というか...)。
コマンドラインで実行
原因が分からないので、コマンドライン(LXDE は lxterminal)から実行しました。
$ gnome-control-center
(gnome-control-center:10147): dbind-WARNING **: 20:29:53.086: Error retrieving accessibility bus address: org.freedesktop.DBus.Error.ServiceUnknown: The name org.a11y.Bus was not provided by any .service files
なんだかエラーになっています。。。
対処
ググったら、いつも参考にしている ArchWiki に解決策が記載してありました。
なるほど、ビンゴです。
Lubuntu は、Ubuntu 標準のデスクトップ環境 GNOME ではない(LXDE です)ので NG です・・・と。
base on GNOME/トラブルシューティング - ArchWiki
gnome-control-center が空でカテゴリが何も表示されない
(i3 など) 別のウィンドウマネージャを使っている場合、gnome-control-center は空のウィンドウで起動します。XDG_CURRENT_DESKTOP 変数を GNOME に設定してから起動する必要があります (スクリプトで設定するか ~/.profile で変数をエクスポートしてください):export XDG_CURRENT_DESKTOP=GNOME gnome-control-center &
記載されているとおり、lxterminal からコマンドを叩くと問題なく設定画面が開けました。
$ export XDG_CURRENT_DESKTOP=GNOME
$ gnome-control-center &
なお、上記のように export して環境変数を設定すれば使えますが、常時使えるようにするには bash_profile や bashrc に export コマンドを記述する必要があります。