Flexible Renamer がフリーズしたら

Windows 向けに提供されているフリーのリネーム用ソフトウェア "Flexible Renamer" は大変使いやすく、何かとお世話になっています。
何と言っても、リネーム前に(実行後の)イメージを GUI で確認できるのは便利です。
実行前に実行ごイメージを確認できるので(精神的な)敷居が低くストレスがかかりません。

窓の杜やベクターなどメジャーなサイトからダウンロードできます。

ただ、いつの頃からか "Flexible Renamer" をダウンロードしてきて使おうとするとフリーズするようになりました。
対処法としては、至って簡単なのでご紹介します。

前提

OS

Windows 10 Pro (1809) 64bit 版で確認しました。

Flexible Renamer

Flexible Renamer 自体のバージョンは 8.4 です。
Flexible Renamer バージョン

フリーズするタイミング

実はフリーズするには条件があります。

  1. 設定ファイルに "CurrentFolder" の指定が無い

"CurrentFolder"(カレントフォルダ)はその名の通り、現在参照しているフォルダが設定されます。
通常は、前回使用時の最後に使ったフォルダが設定されます。

つまり、初回利用時は(そもそも前回がないので)カレントフォルダの指定がなく、処理がストップしてしまうというわけです。

  1. 設定ファイルの "CurrentFolder" のフォルダが無い

前回使用したフォルダが(削除やリネームなどにより)無くなってしまっている場合も同様です。
設定ファイルに "CurrentFolder"(カレントフォルダ)の記述があっても、実際に参照できなければ処理がストップします。

解決方法

カレントフォルダの指定が無い・カレントフォルダが無くなったいずれの場合でも、存在するフォルダを指定することで解決します。

設定ファイルの編集

"Flexible Renamer" をダウンローして解凍した場所に、下記設定ファイルがあります。

  • Flexible Renamer.ini
    実行ファイル "Flexible Renamer.exe" と同じフォルダに設定ファイルがあります。

設定ファイル "Flexible Renamer.ini" の最終行にカレントフォルダの指定行を追記します。
下記設定例です。
編集前に(どこでも良いので、変更前ファイルを)コピーしておきましょう

  • "Flexible Renamer.ini" 設定例(Cドライブ直下 "C:¥" を指定しています)
CurrentFolder="C:¥"

注意事項

設定ファイル "Flexible Renamer.ini" 編集時に注意する事項を列記します。

  • 事前に設定ファイルのコピーを取る
    必ずバックアップを取りましょう。
  • 半角入力
    "CurrentFolder=" 部分は半角になります。
  • ファイルが多いフォルダを指定する場合は注意する
    (初期状態ではチェックは OFF ですが)操作画面の "サブフォルダ以下も対象" にチェックが入っていると、Cドライブ直下を指定すると "Flexible Renamer" 自体は起動しても処理に時間がかかってしまいます。
    ※配下にあるフォルダ内のファイルも全部チェックしにいくため。