Windows 10 へのアップグレード

今更ながら Windows 7 機を Windows 10 へアップグレードしました。

当記事は(今まで Windows 7 で利用していた)東芝ノート PC "dynabook" の Windows 10 アップグレードの記録です。

なお、クリーンセットアップします。

目次

Windows 7 はサポート終了

Windows 7 はもうじきサポート終了になります。

base on 2020 年 1 月 14 日に、Windows 7 のサポートが終了します - Windows Help
2019年10月05日 12時30分 公開
Windows 7 のサポート終了の具体的な日付は、2020 年 1 月 14 日です。

すぐに移行できないシステムを所有している企業向けに、延長サポートも提供されます。

base on Windows 7のサポートを2023年1月まで延長するESUが12月から購入可能に - ITmedia PC USER
2019年10月05日 12時30分 公開
Windows7を導入している全企業を対象に、ボリュームライセンス契約の有無にかかわらず、販売パートナーを通じて12月1日からWindows 7 Extended Security Updates(ESU)の購入ができるようになると発表した。
 ESUは2023年1月までサポートされる。

Windows 10 化準備

プロダクトキー確認

Windows 10 へのアップグレードは、Windows 7・8・8.1 のいずれかのプロダクトキーが必要になります。
なお、当該機はハードウェアにプロダクトキーが組み込まれており、背面にシールなどの貼付はありませんでした。

ドライバ準備

Windows 10 化した際、各ハードウェアを認識させるために必要なドライバ類を事前にダウンロードしておきます。

今回はメーカーからドライバ提供があったので、それを利用しました。

バックアップ

クリーンセットアップするため、事前にバックアップを取得します。

今回は以下を外部メディアにコピーしました。

  • ユーザプロファイル
    • お気に入り
    • アドレス帳
    • ダウンロード
    • デスクトップ
    • ドキュメント
    • ピクチャ
  • メールデータ ※今回は Thunderbird。

Windows 10 メディアの準備

ダウンロード

以下から、最新の大型アップデート適用済み Windows「Windows 10 November 2019 Update」(通称、Windows 10 バージョン 1909)をダウンロードできます。

base on Windows 10 のディスク イメージ (ISO ファイル) のダウンロード

以下の Windows 10 エディションは、Windows 10 Home と Windows 10 Pro の両方で有効です。

  • Windows 10 November 2019 Update

起動メディア準備

ダウンロードしたファイルは ISO 形式のため、ブート可能メディアを作成します。

サイズが 4.7GB 以上あるため DVD メディアではなく USB メモリに書き込みました。
今回は(時間がなかったので Windows ソフトウェアで定評のある)Win32 Disk Imager を使いました。

セキュアブートの無効化

USB メモリからブートできるように、BIOS(UEFI)でセキュアブートを無効化しました。

東芝 PC の BIOS は F2 キーでメニューを表示できます。

Windows 10 へのアップグレード

Windows メディアで起動

電源オン時に F12 キー連打で
ブートメニューを表示します。

ドライバ適用

事前に準備しておいたドライバを1つずつ適用していきます。

zip ファイルで圧縮されていたので解凍後、実行ファイル(.exe)をダブルくりくして(画面の指示に従い)適用します。

Windows 10 設定

Windows 10 を導入し、各ドライバをインストールしたら、必要に応じて設定を変更します。

パフォーマンス

今回は Celeron 搭載機(Passmark スコア 1808)と比較的 CPU パワーが低いため、以下機能を無効化します。

無効にする項目

Windows Update 配信の最適化

Windows 10 バージョン 1511 から追加された P2P 技術を無効化します。

base on 目に見えるようになったWindows 10の「配信の最適化」の効果:企業ユーザーに贈るWindows 10への乗り換え案内(43) - @IT
2019年02月21日 05時00分 公開
Windows 10もBranchCacheを引き続きサポートしていますが、Windows 10 バージョン1511からはP2P(ピアツーピア)配信技術である「配信の最適化(Delivery Optimization)」機能が利用可能になりました。
Windows 10ではこの機能が既定で有効になっており、他のPCにキャッシュされたダウンロード済みコンテンツが利用可能である場合、Windows Updateサイトから直接全てをダウンロードせずに、他のPCにキャッシュされたコンテンツをダウンロードします。

これは、Windows 更新プログラムをキャッシュして、LAN 上の PC へ再配信する機能です。
この機能はデフォルトでオンになっています。

これを使うことで、インターネット接続を使わずに Windows Update を適用できるのですが、キャッシュ期間は 72H(3日)のため、あまり意味があるようには感じません。

同一ネットワーク上に多数の PC がある中小企業であれば、意味があるのでしょうが、ある程度の規模になるとドメイン管理されているので効果は不明です。

高速スタートアップ

Wincdows 8 から実装された機能で(普段変更されることの少ないハードウェアやサービスにまつわる情報などをキャッシュすることで)起動時間を短縮する技術です。

※当該機能は再起動では無効になるため、構成変更時でも再起動すれば問題ありません。

base on 121ware.com > サービス&サポート > Q&A > Q&A番号 018214

パフォーマンスオプションの視覚効果

Windows には見た目を鮮やかにする視覚効果と呼ばれる機能が実装されています。
主にグラフィックカードに負荷がかかりますが、制御装置である CPU にもかかります。

今回は、以下のみをオンにしています(それ以外はオフ)。

  • パフォーマンスを優先する
    • デスクトップのアイコン名に影をつける

base on 121ware.com > サービス&サポート > Q&A > Q&A番号 017855

「パフォーマンスオプション」が表示されます。
「視覚効果」タブが選択されていることを確認し、任意の視覚効果の設定をクリックして、「OK」をクリックします。
ここでは例として、「パフォーマンスを優先する」をクリックします。

バックグラウンドアプリの停止

以下より、不要と思われるバックグラウンドアプリを停止します。
表示されているアプリケーションのうち、明らかに不要と思われるものをオフにします。
※いつでもオンに戻せます。

base on Windows 10 のバックグラウンド アプリとプライバシー – マイクロソフトのプライバシー

透明効果

Windows 8.1(Windows 8 ?)の頃から、ウィンドウの特定部分を半透明にする "透明効果" が実装されました。
当時は無効化できなかったようですが、Windows 10 では無効化できます。
視覚効果同様に動作を軽くするため、当該機能をオフにします。

base on 121ware.com > サービス&サポート > Q&A > Q&A番号 021519