目次
影響部分を考える
前提
当ブログは WordPress で運営しているので、WordPress 前提で話を進めます。
※WordPress でなくても、プラグイン周り以外は同じです。
影響を受ける部分
サーバ移転で影響を受ける部分は、以下になります。
- Web サーバ(ウェブサーバ)
レンタルサーバでは、Apache や Nginx が多いです。
Web サーバが異なると、設定ファイル(.htaccess など)の記述方法が異なりますので、移転の際に(Web サーバが変わる場合は)書き換える必要が出てきます。
※バージョン違いによっても影響が出ることがありますが、よほどトリッキーなことをしていない限りは大丈夫でしょう。 - 言語
大抵の場合は PHP で記述されたものを利用していると思います。
この場合、移転元と移転先とで PHP のバージョンが異なると、正常に動かなくなることがあります。
※大抵のレンタルサーバでは、複数バージョンの PHP を選択できるので、双方のサーバの PHP バージョンが揃えられれば問題はありません。
なお、WordPress も PHP で作成されていますが(何も設定していなければ)自動更新されるため、PHP のバージョンに起因する問題は起きないはずです。 - データベース(DB)
DB は、データ(書いた記事など)を貯めておく箱です。
そのため、移転先に DB の中身を移さないと記事が表示されなくなってしまいます。
なお、WordPress の場合は、MySQL(MariaDB)のみをサポートしています。
(後述する SQLite Integration プラグインを使うことで、ファイルベースの SQLite も使えるようになります)。
なお、ここでのサーバ移転とは下記を指します。
- システムを公開しているサーバを変えること
通常は、レンタルサーバ会社を変える行為に相当します。
ただ、直近では CORESERVER(コアサーバー)のプラン間で移転作業を実施しました。
※CORESERVER(コアサーバー)は、プランを UP しても自動引き継ぎされないため、通常の移転作業が必要になります。
当ブログ移転の歴史
さくらインターネット
ブログを公開するにあたっては、インターネット黎明期からサービスを提供している "さくらインターネット" を利用させていただいておりました。
この際、最も下位のプラン(ライトプラン)を契約しました。
理由はすごく単純で、スモールスタートを実践したためです。
記事にも起こしたのですが、当初は WordPress ではなく別の Markdown パーサを利用していました。
結果:CordIgniter3+SQLite3
このプランは MySQL が利用できないため(当ブログを WordPress へ移行した際に)後述の SQLite Integration プラグインを導入することになりました。
CORESERVER
一昨年(2018年7月)、さくらインターネット -> CORESERVER(コアサーバー)へレンタルサーバを移行しました。
- 2018.7 迄
さくらのレンタルサーバ - 2018.7 以降
CORESERVER(コアサーバー)- CORE-MINI プラン
料金プラン | レンタルサーバー CORESERVER(コアサーバー) - 30日間無料お試し
- CORE-MINI プラン
さくらインターネットでは(当時)月額 129円のライトプランで WordPress を運用していました。
なお、当該プランは MySQL が使えないため、SQLite Integration プラグインを使用していました。
詳細は、下記をご参照ください。
SQLite Integration で稼働実績のあるプラグイン
現在は MySQL が使えるプランに移行済みですが、せっかくなので SQLite Integration プラグイン環境下で使っていたプラグインを公開します。
※SQLite Integration プラグインを利用すると(MySQL ではないため)一部のプラグインに影響が出ると言われています。
下記は、動いていた実績のあるプラグインです。
- Breadcrumb NavXT
- Classic Editor
- Flexible FAQ
- Google Analytics for WordPress by MonsterInsights
- Head, Footer and Post Injections
- Insert Headers and Footers
- JP Markdown
- MW WP Form
- Table of Contents Plus
- Theme Test Drive
- WordPress インポートツール
- WordPress エクスポートツール
- WP Mail SMTP
- Revision Control
(リビジョンコントロール)
その後、サイトの https 化に伴い CORESERVER の CORE-MINI プランへと移行しました。
当該プランは 198円ですが、無料 SSL を提供している "Let’s Encrypt" を使うことができた(上、検討した中では激安だった)ので移行を決めました。
※CORE-MINI プランは MySQL 標準搭載ですが、元々 SQLite で動かしていたのでそのまま運用しています。
なお、その際の作業については、下記をご参照ください。
しばらく使ってみると不満も出てきて、もっと早いサーバがいいなと思うようになりました。
※CORESERVER はサーバ筐体によってパフォーマンスに(かなり)ばらつきがある模様。
色々検討した結果、CORESERVER のプランを変更することにしました。
なお、CORESERVER はプランの変更をサポートしていないため、自分で移行する必要があります。
月額 397円ですが、無料のお試し期間で運用したところパフォーマンスが期待できそうだったので、移行することにしました。
※上記の月額料金はすべて税別表示です。