Chromium / Chromeの存在の大きさ

今朝、こんな記事を読みました。

base on 「Raspberry Pi OS」最新版--Chromiumブラウザー向上でビデオ会議がより快適に - TechRepublic Japan
2021年02月20日 10時00分
「Chromium」ブラウザーのアップデートで、バージョン84に更新されている。これにより、YouTubeなどの動画ストリーミングサイトでの再生品質が向上するはずだ。
Raspberry Pi Foundationは、「Google Meet」や「Microsoft Teams」「Zoom」などのビデオ会議プラットフォームとChromiumの互換性を高めるため、いくつかの修正も施した。

Chromium / Chrome ブラウザ バージョン 84 で動画関連がパワーアップしたという記事です。

時勢を逃さない勢いですね。
ラズパイ(Raspberry Pi Foundation)発信の記事なので、この記事だけ見ると「ラズパイで Web 会議している人ってどの程度いるの?」... ってなりますが、肝は Chromium / Chrome ブラウザで動画関連機能が向上したこと

Chromium / Chrome ブラウザといえば、ブラウザとしてのシェアは言わずもがな、OS としての存在感も見逃せません。

リモートワークで Chromebook を使っている人は一定数いるはず!
なので、Chromium / Chrome ブラウザで Web 会議アプリのパフォーマンスが上がると何かと嬉しいはず!

ということでテンション上がり気味です。

ちなみに Chromium / Chrome ブラウザの最新バージョンは現時点(2/21)で 88 でした。移り変わりは速いですね。

base on Chrome Enterprise リリースノート - Google Chrome Enterprise ヘルプ

最新の Chrome バージョンのリリースノート
Chrome 88

目次

プラットフォームとしてのブラウザ

Chromium / Chrome は OS としても提供されています(Chromium OS / Chrome OS)。
この OS は、主に教育機関(学校)で利用されていますが、(Windows 機に比べて安価なので)リモートワーク推進に伴ってビジネス利用も拡大しています。

(ブラウザが OS のメイン機能なので当たり前なのですが)ブラウザの一機能が OS にダイレクトに影響する時代がきたんですね。
感慨深い...。

PC利用のブラウザ

ブラウザとしての Chromium / Chrome は皆様よくご存知のはず。
かく言う私も普段使いしています(Linux では Chromium / Windows では Chrome)。

Chromium / Chrome ブラウザの良いところは、(ソースコードが提供されているので)様々なアーキテクチャで利用できるということです。

当ブログでもよく取り上げているシングルボードコンピュータですが、こちらは(PC の INTEL 製プロセッサとは異なり)ARM プロセッサがメインのコンピュータとなります。
しかし、ARM のボードでも Chromium ブラウザは問題なく利用できています。

今回のラズパイ財団の発表は、この「プラットフォームに関係なく Chromium / Chrome ブラウザが利用できるという」ことを印象づけてくれます。

総括

OS でもブラウザでもオープンソースでシェアを獲得した Chromium / Chrome ブラウザを使っていると、バージョンアップで色々な恩恵を受けることが出来る。
生活に浸透していて意識せずに恩恵を享受している姿は、もう十分な影響力なのではないでしょうか。