Fire 7 タブレットで録画再生

先日、長引く巣ごもり生活を満喫するため、Amazon Fire 7 タブレットを購入しました。

目次

購入動機

きっかけは、ブルーレイレコーダーで録画した番組を TV 以外で観たいと思ったことです。

我が家には TV・レコーダーは 1対しかないため、誰かが観ていると使えません。
巣ごもり生活になる前はディスクに焼いて PC で観てましたが、観たい番組を毎回焼くのは結構手間です。
(Amazon Prime Video も契約したものの、観たいものが必ずあるわけではないので、たまに焼いてました)。

そんな手間を省くため、レコーダーで録画した番組を自室で観るための環境づくりを行いました。

環境

今回、アプリ DiXiM Play を使って番組視聴する環境です。

  • タブレット
    Amazon Fire 7

  • アプリ
    DiXiM Play

  • BDレコーダー
    SONY BDZ-EW510

準備

デジタル放送番組(今回は地デジ)のように著作権保護されたコンテンツを再生するには、DTCP-IP(Digital Transmission Content Protection)に対応したアプリが必要です。

今回は、DTCP-IP 配信機能をサポートするアプリ DiXiM Play を使いました。

※(後述しますが)DiXiM Play は、レコーダーをサーバーとして機能するため、レコーダーをネットワークに参加させる必要があります。

サポート環境の確認

DiXiM Play は、使用デバイス毎に細分化されています。

  • Android 版
  • Android テレビ版
    通常の Android 版と比べて、リモコン機能の最適化などがされている。
  • Fire TV 版
  • Fire タブレット版
  • iOS 版
  • Windows 版

また、アプリ毎にサポートしている機器の一覧が公式サイトで公開されているので、事前に確認しましょう。
今回は、Fire 7 で再生するので Fire タブレット版 を購入しました。

base on Amazon Fire TV/タブレット用 テレビ視聴アプリ | DiXiM Play Amazon Fire TV版/タブレット版

DiXiM Play は、ライセンスを購入しなくても 1分間のお試し視聴ができます。
(私も確認しましたが、必ず購入前にチェックするようにしましょう)。

レコーダーのネットワーク参加

レコーダーがネットワークに参加していない場合は、事前にネットワーク化を行います。

DiXiM Play はレコーダーと同じネットワークに参加する必要があるため、レコーダーを無線化する必要があります。
※ネットワーク化していないと DiXiM Play の 1分間お試し視聴で チェックできません

なお、サーバにする BD レコーダー BDZ-EW510 は(無線 LAN(Wi-Fi)が付いておらず)有線 LAN のみが搭載されたモデルです。

そのため、USB 給電で動く子機モード(イーサネットコンバーター)機能を持ったルータを使って、Wi-Fi 化しました。

無線LANポータブルルーター 11bgn 300Mbps - WRH-300BK2-S

BD レコーダー背面の(HDD 増設用)USB ポートから給電して動作させていますが、問題なく録画番組を観られました。

※レコーダーの USB ポートから給電できると、コンセント不要なのでおすすめです。

アプリのダウンロード

DiXiM Play のダウンロード・インストールですが、公式サイトの上部にあるアプリへのリンクをクリックするのが分かりやすくて確実です。

テレビ視聴アプリ | DiXiM Play

ちなみに、上記公式サイトからアプリへのリンクをクリックして Amazon へ遷移すると「価格: 無料ダウンロード」となっていたので、最初戸惑いました。

どういうことかと言うと、DiXiM Play 本体は無料で、ライセンスが有料なんです。

つまり、インストール直後の無料版だと「1分間のお試し視聴」ができます。

動作チェック

  • レコーダーの起動
    アプリ DiXiM Play を起動すると、自動的にレコーダーを探してくれます。

ただ、レコーダーがネットワークに参加した後でないとアプリから見つけられないため、初回はレコーダーの電源を入れてしばらく待った方が良いと思います。

私の環境では、特に問題なくレコーダーが見つかり視聴できました。

注意点

録画の視聴は問題ありませんが「録画番組の持ち出し再生」をするには、事前にレコーダー側で変換が必要でした。

SONY 製のレコーダーでは「おでかけ転送」と呼ばれており、この変換作業には再生時間と同じ時間が掛かります。
ex. 30分の録画の変換には、30分掛かる。

変換後であれば DiXiM Play からファイルのダウンロードが出来るようになります。
事前にダウンロードしておくと外出先でも再生できますが、画質がだいぶ落ちました。
綺麗な映像を楽しみたい場合には、おすすめできません。

ライセンス

購入

私の環境では、特に問題なく視聴できたので(1分より長く視聴するため)ライセンスを購入しました。

公式サイトの トップページ最下部ライセンスを購入 のリンクがありますので、こちらから購入します。

※正直、このリンクを探すのに一番時間が掛かりました。

DiXiM Play では、ユーザ ID でライセンスを紐付けるためライセンスキーは発行されません。

※登録時のユーザ ID・パスワードをきちんと控えておきましょう。

設定

ライセンスを購入すると、簡単な設定のメールが送られてきます。

このメールが(シンプルながら)とても的を得ているので、一部抜粋して掲載します。

****アプリのご利用手順********

1,  各アプリをダウンロード、インストールします

2,  アプリ画面を開き、【DiXiM ID でログイン】を選択します

3,  ご購入の際に登録いただきました【DiXiM ID】 と【パスワード】をアプリ画面に入力します
  ★シリアル番号等はありません

4,  ライセンス情報画面から、ライセンスを選択します

メール内容の通り、アプリでログイン後にライセンスを選択すると認証が終わって、1分より長い視聴が可能になります。

※私は 1ライセンスしか購入しなかったので、ライセンス選択画面では 1つしか表示されませんでした(ので、迷わず設定できました)。

視聴

特に迷わず視聴できました。
アプリを視聴すると、レコーダーが自動認識されていたのでタップして録画番組を選べば再生が始まります。

レコーダーを選んでから録画番組を選ぶまでの画面は、テレビで録画した番組を視聴する操作にとても良く似ています。
(我が家の KDL-55W920A は USB-HDD 録画が可能)。

(レコーダーではなく)テレビの USB-HDD で録画した番組を視聴したことがない方でも、特に問題なさそうな感じです。

アプリ DiXiM Play のレスポンスが思いの外良いので、不安に思ってもダメ元でタップして良いと思います。
ダメなら前画面に戻って、また試す・・・が操作に慣れる早道かな...と。

タブレットで録画番組の視聴が出来るようになったことで、また巣ごもり生活にどっぷり浸かっていきたいと思います。