先日、「レンタルサーバでWikiしたい – あららぼ」で、WordPress より高速でレンタルサーバで動かせる Wiki(CMS)が欲しい...という記事を投稿したので、早速一つご紹介しようと思います。
目次
Bludit
多言語化されており日本語にも標準対応している CMS です。
Bludit - Flat-File CMS
Simple, Fast, Secure, Flat-File CMS
要件
PHP 5.6 以上対応ですが、アドオンのプラグインには 7.0 以上のものを要求するものもあります。
Requirements | Bludit Documentation
You just need a web server with PHP support.
- PHP v5.6 or higher.
- PHP mbstring module for full UTF-8 support.
- PHP gd module for image processing.
- PHP dom module for DOM manipulation.
- PHP json module for JSON manipulation.
概要
-
ライセンス
MIT.Introduction | Bludit Documentation
License
Bludit is open source software licensed under the MIT license. -
入力方式
Markdown
*HTML での入力は不可。 -
データ形式
Flat File
*トップページにはBludit uses files in JSON format to store the content
とあるが、実際は HTML で保存される。
*管理画面から(デフォルト有効なっている)TinyMCE
プラグインを無効化すると、Markdown のままで保存される。 -
データ保存場所
{bludit}/bl-content/pages/ -
検索機能
管理画面から(デフォルト無効になっている)検索
プラグインを有効化すると、全文検索が可能になる。 -
画面表示
日本語対応済み。 -
他
高速性は申し分ない。
デフォルトの表示件数は 6件 / 1ページ。
インストール手順
インストールはとても簡単です。
特に権限変更も必要ありませんでした。
-
ファイル一式をサーバにアップロードした後にブラウザから開くと
install.php
へリダイレクトされるので、日本語を選択してNext
をクリック
-
管理者アカウントは
admin
固定なので、任意のパスワードを入力してインストール
をクリック
-
トップページが表示される
管理画面はトップページ内にリンクがあります(/admin)。
- 管理画面
- 管理画面
触ってみて
日本語対応済みなので敷居が低いです。
加えて、レスポンスが良いのでいろいろクリックしていてもストレスを感じづらいです(探索的な操作をしても動きが軽快なので)。
また、デフォルトだと Markdown で入力したものが HTML で保存されるので、初期状態で導入されている下記プラグインの設定変更を最初にすることをお勧めします。
-
Markdown 形式でのファイル保存
管理画面から(デフォルト有効になっている)TinyMCE
プラグインを無効化する。 -
全文検索
管理画面から(デフォルト無効になっている)検索
プラグインを有効化。