15年ほど前に Sony 製ノイズキャンセリングイヤホン(有線)を購入して愛用していましたが、ついに壊れました。
そこで新たにノイズキャンセリングイヤホンを調達しようとしたら、見慣れない用語が...
- アクティブノイズキャンセル / ANC(Active Noise Cancellation)
- ノイズキャンセリング / ENC(Environment Noise Cancellation)
15年前にもあったかもしれない言葉だけど、知らん。何が違うの、これ。
目次
結論
まず、結論。
まとめると、大体の機種において 以下表のようになるようです。
*「大体の機種において」と記載したのは、製品ごとのスペックを把握しているわけではないからです。あしからず。
ノイズキャンセル | ANC | ENC | 備考 |
---|---|---|---|
受話 | ○ | × | 音楽鑑賞時にノイズキャンセルが効くか |
送話 | ○ | ○ | マイク使用時にノイズキャンセルが効くか |
どうも ENC だと音楽鑑賞ではノイズキャンセルが効かない模様。
どこかは明言しませんが、私のようによく知らない人間が誤解する表現を使っているサイトが多数見受けられました。
元サイトが分かりづらいように表現を丸めて表記すると、以下のような文言になるでしょうか。
ENC は環境音をカットして音楽鑑賞できる。
ANC と ENC とを比較する場合、ENC は公称レベルでのみノイズをキャンセルできるが、ANC は更に ++ dBのノイズをキャンセルできる。
複数サイトを読んでみて思ったのが、誤解される表現を使っていること。
(私はこの手の情報に疎いので、誤解しましたとも...)。
中にはゲーマー用製品の解説ページで書かれているものもあり、これらについてはヘッドセットの説明だと思うので、致し方ないのかな...とも思ったりもしました。
(ゲーム用ヘッドセットだと会話もしますから...)。
そんな中、下記サイトの説明が的を得ていて分かりやすいと感じました。
ANC ENC DSPとCVCの違いは何ですか-知識-東莞Hasunwe Technology Co.、Ltd
ENC(Environmental Noise Cancellation)は、逆環境の90%を効果的に抑制できます
さまざまな干渉環境のノイズが取り除かれ、通話中の相手にメリットがあります。
ENC は 音楽鑑賞にメリットがない ことが明確に表現されていました。
製品レビュー
先述した Sony 製ノイズキャンセリングイヤホンの代わりに EarFun Air Pro 2(TW300)を購入しました。
15年前とはいえ有線で ¥5,000 程度だったので、同価格帯の TW300 にしました。
(Bluetooth でバッテリ内蔵だけど、最近ワイヤレスイヤホン普通になってるから、このくらいの価格帯でも行けるのでは...という安直な発想です)。
率直な感想は、まぁ...ノイズキャンセルしてはいる...という程度でした。
かろうじて電車内で Udemy できる程度。
JPOP と違って学習動画だと何を話しているかが明確に聞き取れないと意味ないので、どうにか及第点といったところ。
15年前の製品と比べると、明らかに音は良くなってます。
なので、音楽鑑賞するにはコストパフォーマンス高いと感じました。
ただ、ANC ON と OFF 時で音の質がだいぶ変わるので、気になる人はいると思います。
ANC ON すると音が太くなります。
重厚感が出るというか、低音が増えるというか、音楽鑑賞では好意的に受け取る人が多いだろうな...と思いつつ、釈然としないな...とも思ったり。
いろいろ書いたけれど、まとめ。
- TW300 の ANC は(電車内で Udemy 聞くには)なんとか及第点