自宅では、ReadyNAS 316 を使っています。
RAID1 で冗長化しているものの、容量的にスナップショットを OFF にしているため定期的にバックアップを取得しています。
(蛇足ですが、RAID1 をあえて使っているのは ReadyNAS 本体が壊れた場合のデータ復旧の手間を考えているため)。
以前はスナップショットを使っていたんですが、容量的な問題で止めてしまいました。
ReadyNAS でスナップショットを設定しておけばファイル単位で復元できるので便利なのですが、頻繁に書き換えるファイルを Nextcloud へ移行してしまったこともあり、今は使ってません。
ReadyNAS で USBディスクをマウントできない
正確には管理画面上からはマウントされているように見えます。
ただ、実際にはマウントされておらず、バックアップ先として指定するとエラーになります。
もちろん、フォーマットもできません。
現象の確認と対応
root ユーザで SSH 接続してから /media
配下を見てみると、接続したディスクをマウントしていない模様。
*管理画面上に表示されている USBディスクは USB_HDD_46
、しかしそんな装置は見当たらない。
# ls /media/
ESATA_HDD_2 ESATA_HDD_6 USB_HDD_14 USB_HDD_17 USB_HDD_20 USB_HDD_21 USB_HDD_30 USB_HDD_36 USB_HDD_42 USB_HDD_44 USB_HDD_8
もしやと思い、USBディスクのディレクトリを削除して、再度接続してみることに。
# rm -rf /media/USB_HDD_*
# ls /media/
ESATA_HDD_2 ESATA_HDD_6
あ、つながった。
*USB_HDD_48
として認識(ReadyNAS は装置ごとに名称が違う)。
# ls /media/
ESATA_HDD_2 ESATA_HDD_6 USB_HDD_48
# df -lh
Filesystem Size Used Avail Use% Mounted on
udev 10M 4.0K 10M 1% /dev
/dev/md0 4.0G 770M 2.9G 21% /
tmpfs 993M 0 993M 0% /dev/shm
tmpfs 993M 4.3M 989M 1% /run
tmpfs 497M 1.5M 495M 1% /run/lock
tmpfs 993M 0 993M 0% /sys/fs/cgroup
/dev/md127 5.5T 4.9T 626G 89% /RAID_DISK
/dev/sdd 3.6T 32K 3.4T 1% /media/USB_HDD_48
この状態だと、バックアップも問題なく処理できました。
どうも、ReadyNAS(ReadyNAS OS 6 だけの問題?)は、/media
配下にマウント用ディレクトリが残りすぎるとうまく動かないようです。
接続しただけだとエラーにならないので、分かりづらい。