IT 市場の調査レポートを発行している IDC が、2019年第4四半期(10月〜12月)の PC 出荷台数予測を発表しました。
総括すると、Windows 7 EOS に伴う特需により、出荷台数が牽引されたという内容です。
EOS は "End Of Support" の略で、文字通り「サポートの終了」を意味します。
Windows OS のサポートは以下の2つに大別されます。
- メインストリーム サポート
新規機能の追加・改善、不具合の改修、セキュリティ更新プログラムなどが提供される。 -
延長サポート
(機能追加・改善はされずに)セキュリティ更新プログラムが提供される。
EOS は(この双方が終了し)サポートを受けられなくなることを意味します。
これによって、今まで Windows Update で定期的に提供されていた "セキュリティ更新プログラム" の取得ができなくなり、セキュリティ的に脆弱な状態になりがちになるため、買い替えが促進されたというわけです。
base on Traditional PC Volumes Close Out an Impressive 2019 with Fourth Quarter Growth of 4.8%, According to IDC
13 Jan 2020
Traditional PC Volumes Close Out an Impressive 2019 with Fourth Quarter Growth of 4.8%, According to IDC
Japan: The PC market maintained its Windows 7 EOS-driven momentum in 4Q19. The consumer segment is likely to show stronger growth in 2020 while the commercial segment should meet expectations.
IDCによると、従来のPCボリュームは印象的な2019年を締め切り、第4四半期の成長率は4.8%でした
日本: PC市場は4Q19でWindows 7 EOS主導の勢いを維持しました。消費者セグメントは2020年に力強い成長を示す可能性がありますが、商業セグメントは期待に応えるでしょう。
興味深いのは、上位5社の順番です。
- Lenovo
- HP
- Dell
- Apple
- Acer
となっています。
企業勤めをしていると、Dell・HP 二強に感じますが、全体で観ると Lenovo が強いようです。