Ubuntu では、Ubuntu Dock(Dash to Dock)が標準で導入されますが、Lubuntu(LXDE 環境)にはランチャーは導入されません。
そこで、Plank を導入することにしました。
Plank は軽量シンプルなドックランチャーです。
目次
導入
当初は、導入が簡単な PPA(パーソナル・パッケージ・アーカイブ)を利用しようと思いました。
ただ、Lubuntu 18.04 の標準リポジトリに Plank 0.11.4-2 が上がっていたので、apt コマンドでインストールすることにしました。
なお、PPA を利用する際は(安定版ではなく)テスト版を導入する予定でした。
理由は安定版には Artful(17.10)までしか無いからです。
- テスト版
base on Docky/Plank Testing PPA : Rico Tzschichholz
Display sources.list entries for: Bionic (18.04)
deb http://ppa.launchpad.net/ricotz/docky/ubuntu bionic main deb-src http://ppa.launchpad.net/ricotz/docky/ubuntu bionic main
- 安定版
base on Docky/Plank Stable PPA : “Docky Core” team
Package Version Uploaded by plank 0.11.3-0ubuntu1~16.10~dockycore1 (Newer version available) Rico Tzschichholz (2017-05-25) plank 0.11.3-0ubuntu1~16.10~dockycore1 Rico Tzschichholz (2017-05-25)
インストール
依存関係はありませんが、快適な動作に必要なパッケージも合わせて導入します。
依存関係がないから指定するんですが、PPA 経由だと問題ないのでしょうか...。
- plank
軽量シンプルなドックランチャー。 - xcompmgr
X 合成マネージャ。 - lxsession-default-apps
lxsessionとそのデフォルトアプリケーションを設定するためのユーティリティ。
$ sudo apt install plank xcompmgr lxsession-default-apps
以下のパッケージが新たにインストールされます:
bamfdaemon libbamf3-2 libplank-common libplank1 plank xcompmgr
アップグレード: 0 個、新規インストール: 6 個、削除: 0 個、保留: 0 個。
設定
LXDE メニューには Plank の設定メニューは表示されません。
一度、コマンドで起動します。
※Plank の設定メニューは Plank ドックに追加できます。
$ plank --preferences
設定メニューから Plank ドックの外観などを設定します。
自動起動
このままだと Plank は起動時に自動起動しません。
先程導入した lxsession-default-apps(LXSession のデフォルトのアプリケーション)で設定します。
パス確認
Plank のインストール先を確認しておきます。
$ which plank
/usr/bin/plank
設定
lxsession-default-apps(LXSession のデフォルトのアプリケーション)で設定します。
- 左ペインの [自動立ち上げ] を選択
英語表記の場合は [AutoStart] です。 - 追加欄にパスを入力
上記例だと /usr/bin/plank になります。 - [+ 追加(A)] ボタンを押下
以上で自動起動設定完了です。