S.M.A.R.T.は「Self-Monitoring, Analysis and Reporting Technology (セルフモニタリング・アナリシス・アンド・レポーティング・テクノロジー」の略称で、簡潔に言うとハードディスクの自己診断機能です。
Lubtech では普段、PCリペア&リカバリサービスもやっています。
多くはハードディスクの不良ですが、S.M.A.R.T.をチェックすると「05, 0A, C5, C6」の症状が出ていることが多いです。
経験上「0A, C5, C6」はデータ復旧が出来ないケースがあるので慎重にデータを抽出し、即交換します。
逆に「05」はすぐに症状が出ないこともあるので(少しですが)精神衛生上、楽です。もちろん、交換しますが...。
ちなみに、遭遇したことはないですが、CRCやECCエラーが出たらまずいと思います。
主なS.M.A.R.T.項目
ID | 項目名 |
---|---|
01 | リードエラーレート |
02 | スループットパフォーマンス |
03 | スピンアップ時間 |
04 | スタート/ストップ時間 |
05 | 代替処理済みのセクタ数 |
06 | リードチャネルマージン |
07 | シークエラーレート |
08 | シークタイムパフォーマンス |
09 | 使用時間 |
0A | スピンアップ再試行回数 |
0B | キャリブレーション再試行回数 |
0C | 電源投入回数 |
C0 | 電源断による磁気ヘッド退避回数 |
C1 | ロード/アンロードサイクル回数 |
C2 | 温度 |
C3 | ハードウェア ECC 検知エラー回数 |
C4 | セクタ代替処理発生回数 |
C5 | 代替処理保留中のセクタ数 |
C6 | 回復不可能セクタ数 |
C7 | UltraDMA CRC エラー数 |
C8 | ライトエラーレート |
CA | データアドレスマークエラー |
CB | ECC エラーレート |