Lubuntu 18.04 LTS へアップデートして気がついたこと : ブラウザ

2018.9.13 Konqueror を追加しました。
2018.9.14 Chrome を追加しました。
2018.9.29 Konqueror の記述を修正しました。

目次

レポジトリから削除されるものは要チェック

Falkon (Qupzilla)

普段 Lubuntu 16.04 で使っているブラウザに Qupzilla という名称のものがあります。
Lubuntu 18.04 上の名称は、Falkon です。

プロジェクト自体が移っているため、各々の Ubuntu 上でパッケージが異なります。

そこまで困りはしませんが、履歴が一切見られなくなるので場合によっては焦るかもしれません。
※Qupzilla を削除して Falkon を入れてくれているので親切だと思います。

補足

PPA(パーソナル・パッケージ・アーカイブ)を使って導入されたものには影響ありません。

Midori

言わずと知れた軽量ブラウザの代表格です。
こちらは、Falkon (Qupzilla)とは違い、削除されただけです。

公式サイトを見ると、Snap 一本に絞ったようです(Ubuntu 16.04 LTS の時は PPA と バイナリのダウンロードが選べました)。

base on Download – Midori

Install Midori on Linux

If your distro supports snaps you can install the latest stable version of Midori from the snap store with a single command:

あなたのディストリビューションが Snap をサポートしている場合は、単一コマンドで Snap Store から最新の安定版の Midori ブラウザをインストールすることができます:

snap install midori

Ubuntu 16.04 時代にバイナリ版で導入した気がします(たぶん、PPA ではない・・・)。
Snap 版があると削除されてしまうのでしょうか?

Snap での導入

Ubuntu 18.04 LTS には Snap パッケージが含まれているので、追加導入せずに実行可能です。

$ snap install midori
2018-09-09T14:37:39+09:00 INFO Waiting for restart...
midori 0.5.11~r7177 from 'kalikiana' installed

Snap Store

base on Install Midori Web Browser for Linux, Linux apps in seconds | Snap Store

CHANNEL VERSION PUBLISHED
latest/stable 0.5.11~r7177 18 days ago
latest/edge 0.6.0~r 2 days ago

sudo snap install midori --edge

文字化け

導入はできますが、文字化けします。
Webを見てみると同様の現象が Snap 界隈で発生しているようです。

一旦削除して、最新版を導入してみます。

$ sudo snap remove midori
midori removed

$ sudo snap install midori --edge
midori (edge) 0.6.0~r from Christian Dywan (kalikiana) installed

結果は変わらず。
最新版だとそもそも設定画面自体が無いようなので八方塞がりです。

最終的には、再度 Midori ブラウザを削除しました。

Konqueror

KDE 標準ブラウザ Konqueror も Midori 同様、削除されていました。
※Konqueror は削除されていませんでした。

2018.9.28 追記
Konqueror は削除されたのではなく、OS バージョンアップによりデスクトップエントリのファイル名が変わっていただけでした。
(つまり、単なる勘違いです...)。

OS デスクトップエントリファイル
Lubuntu 16.04 LTS /usr/share/applications/kde4/konqbrowser.desktop
Lubuntu 18.04 LTS /usr/share/applications/konqbrowser.desktop

base on デスクトップエントリ - ArchWiki
2018年2月6日 (火) 23:44
デスクトップエントリは設定ファイルとしてアプリケーションの起動方法やメニューとアイコンの表示方法を定義します。
最も一般的なデスクトップエントリは .desktop と .directory ファイルです。

導入した記憶がないのに、メニューにDolphin(ファイラー)が追加されていたので気が付きました。
どうやらブラウザ機能などを含む Konqueror からシンプルなファイラー Dolphin へ舵切りされたみたいです。

※個人的に Konqueror はブラウザとしては使いづらくて補助的にしか使っていなかったので追加導入する予定はないです。

レポジトリに追加されるものもある

Chrome

言わずと知れた Google 製ブラウザ Chrome です。

何気なく デスクトップに作成していた Chrome のショートカットをダブルクリックしたら実行できたので驚きました。
何故なら、Chrome は Chromium とは違って標準のレポジトリに存在しないからです。
(2018.9.14 時点では、Lubuntu 16.04 LTS のレポジトリには存在しません)。

と思ったら、バージョン 18.04 ではレポジトリに追加されていました・・・。
Chromium と普通に共存しています。

$ dpkg -l | grep chrome
ii google-chrome-stable 69.0.3497.81-1 amd64 The web browser from Google

$ apt-cache search chrome
google-chrome-stable - The web browser from Google