ブロックデバイスをツリー表示するコマンド lsblk のことをよく忘れてしまい、思い出すのに一苦労したのでメモすることにしました。
ちなみに、忘れた時は df や fdisk を使っています。
目次
lsblk
lsblk コマンドはブロックデバイスをツリー表示してくれるユーザフレンドリーなコマンドになっています。
$ lsblk
NAME MAJ:MIN RM SIZE RO TYPE MOUNTPOINT
loop0 7:0 0 199.7M 1 loop /snap/brave/33
loop1 7:1 0 199.8M 1 loop /snap/brave/34
loop2 7:2 0 87.9M 1 loop /snap/core/5742
loop3 7:3 0 88.2M 1 loop /snap/core/5897
loop4 7:4 0 87.9M 1 loop /snap/core/5662
sda 8:0 0 74.5G 0 disk
├─sda1 8:1 0 66.6G 0 part /
├─sda2 8:2 0 1K 0 part
└─sda5 8:5 0 7.9G 0 part [SWAP]
sdb 8:16 1 1.9G 0 disk
└─sdb1 8:17 1 1.9G 0 part /media/{user}/USB2GB
sdc 8:32 1 1.9G 0 disk
└─sdc1 8:33 1 1.9G 0 part /media/{user}/SD2GB
sdd 8:48 1 30.6M 0 disk
└─sdd1 8:49 1 30.5M 0 part /media/{user}/CF32RCF-X
デバイス名を指定することで、より見やすくすることが出来ます。
$ lsblk /dev/sda
NAME MAJ:MIN RM SIZE RO TYPE MOUNTPOINT
sda 8:0 0 74.5G 0 disk
├─sda1 8:1 0 66.6G 0 part /
├─sda2 8:2 0 1K 0 part
└─sda5 8:5 0 7.9G 0 part [SWAP]
df
df コマンドは本来ディスクの容量を確認するためのものですが、一覧が表示されるので(パーティション情報が不要であれば)便利に使えるコマンドです。
$ df -lh
Filesystem Size Used Avail Use% Mounted on
udev 3.9G 0 3.9G 0% /dev
tmpfs 789M 1.5M 788M 1% /run
/dev/sda1 66G 36G 27G 58% /
tmpfs 3.9G 29M 3.9G 1% /dev/shm
tmpfs 5.0M 4.0K 5.0M 1% /run/lock
tmpfs 3.9G 0 3.9G 0% /sys/fs/cgroup
/dev/loop0 200M 200M 0 100% /snap/brave/33
/dev/loop1 200M 200M 0 100% /snap/brave/34
/dev/loop2 88M 88M 0 100% /snap/core/5742
/dev/loop3 89M 89M 0 100% /snap/core/5897
/dev/loop4 88M 88M 0 100% /snap/core/5662
tmpfs 789M 28K 789M 1% /run/user/1000
/dev/sdd1 31M 12M 20M 37% /media/{user}/CF32RCF-X
/dev/sdc1 1.9G 456M 1.5G 24% /media/{user}/SD2GB
/dev/sdb1 2.0G 1.9G 63M 97% /media/{user}/USB2GB
fdisk
fdisk は本来パーティション操作のためのものです。
そのため、df では表示されなかったパーティション情報も表示されます。
ただ、見やすい反面、冗長的な表示になるので見づらく感じるときもあると思います。
$ sudo fdisk -l
ディスク /dev/loop0: 199.7 MiB, 209416192 バイト, 409016 セクタ
単位: セクタ (1 * 512 = 512 バイト)
セクタサイズ (論理 / 物理): 512 バイト / 512 バイト
I/O サイズ (最小 / 推奨): 512 バイト / 512 バイト
ディスク /dev/loop1: 199.8 MiB, 209457152 バイト, 409096 セクタ
単位: セクタ (1 * 512 = 512 バイト)
セクタサイズ (論理 / 物理): 512 バイト / 512 バイト
I/O サイズ (最小 / 推奨): 512 バイト / 512 バイト
ディスク /dev/loop2: 87.9 MiB, 92114944 バイト, 179912 セクタ
単位: セクタ (1 * 512 = 512 バイト)
セクタサイズ (論理 / 物理): 512 バイト / 512 バイト
I/O サイズ (最小 / 推奨): 512 バイト / 512 バイト
ディスク /dev/loop3: 88.2 MiB, 92483584 バイト, 180632 セクタ
単位: セクタ (1 * 512 = 512 バイト)
セクタサイズ (論理 / 物理): 512 バイト / 512 バイト
I/O サイズ (最小 / 推奨): 512 バイト / 512 バイト
ディスク /dev/loop4: 87.9 MiB, 92123136 バイト, 179928 セクタ
単位: セクタ (1 * 512 = 512 バイト)
セクタサイズ (論理 / 物理): 512 バイト / 512 バイト
I/O サイズ (最小 / 推奨): 512 バイト / 512 バイト
ディスク /dev/sda: 74.5 GiB, 80026361856 バイト, 156301488 セクタ
単位: セクタ (1 * 512 = 512 バイト)
セクタサイズ (論理 / 物理): 512 バイト / 512 バイト
I/O サイズ (最小 / 推奨): 512 バイト / 512 バイト
ディスクラベルのタイプ: dos
ディスク識別子: 0x09c11832
デバイス 起動 開始位置 最後から セクタ サイズ Id タイプ
/dev/sda1 * 2048 139704319 139702272 66.6G 83 Linux
/dev/sda2 139706366 156301311 16594946 7.9G 5 拡張領域
/dev/sda5 139706368 156301311 16594944 7.9G 82 Linux スワップ / Solaris
ディスク /dev/sdb: 1.9 GiB, 2062548992 バイト, 4028416 セクタ
単位: セクタ (1 * 512 = 512 バイト)
セクタサイズ (論理 / 物理): 512 バイト / 512 バイト
I/O サイズ (最小 / 推奨): 512 バイト / 512 バイト
ディスクラベルのタイプ: dos
ディスク識別子: 0x5c61670d
デバイス 起動 開始位置 最後から セクタ サイズ Id タイプ
/dev/sdb1 2048 4028415 4026368 1.9G 83 Linux
ディスク /dev/sdc: 1.9 GiB, 2045247488 バイト, 3994624 セクタ
単位: セクタ (1 * 512 = 512 バイト)
セクタサイズ (論理 / 物理): 512 バイト / 512 バイト
I/O サイズ (最小 / 推奨): 512 バイト / 512 バイト
ディスクラベルのタイプ: dos
ディスク識別子: 0x117646f3
デバイス 起動 開始位置 最後から セクタ サイズ Id タイプ
/dev/sdc1 2048 3993599 3991552 1.9G c W95 FAT32 (LBA)
ディスク /dev/sdd: 30.6 MiB, 32047104 バイト, 62592 セクタ
単位: セクタ (1 * 512 = 512 バイト)
セクタサイズ (論理 / 物理): 512 バイト / 512 バイト
I/O サイズ (最小 / 推奨): 512 バイト / 512 バイト
ディスクラベルのタイプ: dos
ディスク識別子: 0x00000000
デバイス 起動 開始位置 最後から セクタ サイズ Id タイプ
/dev/sdd1 32 62463 62432 30.5M 4 FAT16 <32M