先日、コアサーバー V2 プランを契約したので、サーバ移行しました。
それに伴い、ドメインが ararabo.jp
に変更になります。
※12月上旬まではドメイン契約が残っているので、旧 URL にアクセスしても 301 リダイレクトされます。
サーバ移転は初めてではないので、WordPress移行というカテゴリで記事にしているのですが、改めて今回の作業をまとめてみました。
なお、今回 V2 プランで用意されたインストーラー Installatron
は使用していませんが、こちらを使ったほうが便利そうだと(後になってから)感じています。
※Installatron
を使って導入した環境は、Installatron 画面からバックアップが取れたりリストアできたりする模様。
目次
準備(V1 側)
バックアップ
何はともあれバックアップを取っておきます。
- WordPress ソースデータ
WordPress のソースやアップロードした画像など(いわゆる DocumentRoot 以下)をごっそり取得しています。 - WordPress 投稿データ
エクスポートしています。 - DB
コアサーバー V1 プランのコントロールパネルにあるバックアップ機能を利用しています。
※プラグイン情報などは、上記 WordPress エクスポートデータにはないため、念の為取っておきます。
SSH 接続
当初、WordPress のサイトデータをそのまま取得しようとしたら(1サイトで)ファイル数が 12,000 ほどあり、ダウンロード中に FTP が切断されたため、アーカイブしてからダウンロードしています。
SSHの利用(Windows) | マニュアル | サポート | レンタルサーバー CORESERVER(コアサーバー)
SSH 接続の有効化は非常に簡単です。(有効化すると無条件に 30日間使える模様)
当該ドメイン配下をまるっとアーカイブしてから、FTP ダウンロードしました。
$ tar -zcvf ararabo.com.tar.gz public_html/ararabo.com/
準備(V2 側)
アーカイブした WordPress のデータを解凍するために、V2 でも SSH 接続を有効化します。
SSH設定の利用 | マニュアル | サポート | レンタルサーバー CORESERVER(コアサーバー)
こちらも簡単設定ですが、V1 と比べると若干煩雑です。
注意点としては下記 2点くらいでしょうか。
- ドメインごとの設定となる
- ファイル名にアンダースコアがあるとだめ
作成した秘密鍵をダウンロードして格納します。
- ダウンロードした秘密鍵は他ユーザでも閲覧可能なため、警告表示が出ます。権限を絞りましょう。
$ ssh -i /home/{user}/.ssh/ararabo_rsa adminuser@ararabo.jp @@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@ @ WARNING: UNPROTECTED PRIVATE KEY FILE! @ @@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@ Permissions 0644 for '/home/{user}/.ssh/ararabo_rsa' are too open. It is required that your private key files are NOT accessible by others. This private key will be ignored. Load key "/home/{user}/.ssh/ararabo_rsa": bad permissions adminuser@ararabo.jp: Permission denied (publickey,gssapi-keyex,gssapi-with-mic).
$ chmod 0400 /home/{user}/.ssh/ararabo_rsa
- SSH 接続します
$ ssh -i /home/{user}/.ssh/ararabo_rsa adminuser@ararabo.jp Enter passphrase for key '/home/{user}/.ssh/ararabo_rsa': Activate the web console with: systemctl enable --now cockpit.socket
あとは、コントロールパネルでドメインを作成するなりして、アップロードしたファイルを解凍すれば概ね OK。
※プラグイン、テーマは DB で有効化を管理しています。そのため、WordPress エクスポートデータで復元した際は、改めて管理画面で有効化する必要があります。
設定
今回ドメイン変更をしたので、WordPress の公開 URL が変わります。
公開 URL が変わる際は DB に持っている URL を変更後のものに書き換えておかないと、接続できません。
※ページ内に旧ドメインの URL を記載している場合は、合わせて UPDATE しておきましょう。
また、Google アナリティクスなどの設定をしている場合も設定変更が必要です。
リダイレクト
最後に、旧サイト → 新サイトへのリダイレクトを設定して完了です。
特に何もなければ、恒久的な転送(301 / Permanent Redirect)で問題ないでしょう。
レンタルサーバなので .htaccess
ファイルに記載しています。