最近、BCPの相談を受ける機会が増えてきました。
3.11以降、意識は高まっていたと思いますが、最近の景気回復でより意欲が高まっているような空気を感じます。
まずは、BCPについてまとめてみたいと思います。
BCPとは
地震や風水害などの天災や火災・設備故障などにより、事業の基幹を担うシステムが停止してしまう事の無いように(予め有事の事態を想定して)システムの縮退稼働や切り替え、処理の代替手段を用意しておくことを指します。
切り替え方法は大きく分けて、自動と手動の2種類に分けられます。
切り替え方式
システム停止時に自動的に切り替わるフェイルオーバー、手動で切り替えるスイッチオーバーがあります。
フェイルオーバーは監視する仕組みも必要になるため、一般的に高価になります。
予備システムの待機状態によって、下記3つに分類されます。
待機状態
- ホットスタンバイ
本番システムと予備システムの同期をとっておき、システム障害時に予備システムに自動で切り替わるタイプです。
ダウンタイムが最も少なく、数秒〜数分程度で切り替わりますが、割高です。 -
コールドスタンバイ
本番システムとは別にシステムを用意しておくもののデータの同期などは密に行わずに、有事の際にバックアップなどから予備システムへリストアしてシステム復旧を図るタイプです。
(データ同期などの仕組みが不要で)機材のみを用意しておけば良いので一番安価で用意できます。
復旧要件が厳しくないシステムに対して利用されます。 -
ウォームスタンバイ
ホットスタンバイとコールドスタンバイの中間に位置するソリューションです。
予備サーバを用意しておくのは他の方式と同様ですが、自動切り替えではなく手動での切り替えになります。
データの同期などのシクミを備えていることが一般的なためコールドスタンバイよりは復旧時間が短縮されますが、切り替えに手順を踏む必要があるため復旧をに数分以上かかるのが一般的です。
Lubtech では、スモールスタート、且つ運用コストのかからないシステム提案を得意としています。
Benefit Stationなどでもスタンバイ構成をご提案できますので、ぜひお問い合わせください。