先日「Wine 2.0.2を導入する」で文字通りWine 2.0.2 を導入したので、一太郎ビューアを導入しました。
以前、Wine 1.6 の時に「一太郎2008を導入」したのですが、その後「メインのコンソールPCのHDDを縮小」した際にクリーンインストールしたため、一太郎ファイルが開けなくなっていました。
一太郎ビューア自体は特に問題なく導入できたのですが、一太郎の暗号化ファイルが開けません。
現在、一太郎では3つの暗号化方式でファイルを保存することができます。
- 旧方式 : 一太郎2006まで使われていた形式
- RC4(128bit) : 以前は広く使われていたが、現在は脆弱性が見つかり主流ではない
- AES(128bit) : メジャーな暗号化方式の一つ、米国商務省標準技術局によって制定
各形式で、オープン可否を確認したところ、以下のようになりました。
暗号化方式 | ファイル形式 | オープン可否 |
---|---|---|
旧方式 | jtd | OK |
旧方式 | jtdc | OK |
RC4(128bit) | jtd | OK |
RC4(128bit) | jtdc | OK |
AES128 | jtd | NG |
AES128 | jtdc | NG |
AES128ファイルを開く際のエラーメッセージが"Windows XP以降でないと非対応"という感じのものなので、".net Framework"あたりを入れることで解消されるかもしれません。