目次
先に結論
結論から言うと、特に問題なく使用できました。
エラーメッセージ
起動中に下記メッセージが表示されます。
intel_cpu_fifo_underrun_irq_handler *ERROR* CPU pipe B FIFO underrun
Xorg関連のメッセージで、古いカーネルであれば発生ないようです。
ただ、私の環境では(メッセージが表示されている状態でも)画面のチラツキなどの問題はでませんでした。
実際の導入に関して
自宅で試験・調査用に使っているノートPC"ThinkPad R61e"に"Korora"を入れてみました。
前回、"Fedora 27"を入れたのが昨年12月末だったので、2ヶ月で入れ替えたことになります。
しばらくの間、ThinkPadは仕事で触れることの多いRHEL系のOSを導入する方針でいるので、Korora を選定しました。
"Korora"は、FedoraからフォークしているOSです。
base on https://kororaproject.org/about
Korora is a Fedora Remix, which means it ships with regular Fedora packages along with others that Fedora cannot ship.
KororaはFedora Remixであり、Fedoraが出荷できない他のパッケージと一緒に、通常のFedoraパッケージとともに出荷されます。
ダウンロード
最新版は"Korora 26"です。
デスクトップ環境ごとにダウンロードできます。
- Cinnamon
- Gnome
- KDE
- MATE
- Xfce
The minimum installation requirements for Korora are:
- 64 bit Intel-compatible CPU
- 2GB memory (RAM)
- 20GB disk space
Kororaの最小インストール要件は次のとおりです。
- 64ビットIntel互換CPU
- 2GBメモリ(RAM)
- 20GBのディスク容量
一覧にないデスクトップ環境の場合
ダウンロード一覧にはLXDE環境がありませんが、公式サイトにLXDEの導入手順の記載があります。
見たところ簡単に導入できそうです。 ※実際に簡単でした
それならと、KDE版をダウンロードしてインストールしました。
LXDE導入
公式サイト通りで問題ありません。
最新版にアップグレード
# dnf --refresh upgrade
1.2GBあったので、1時間以上かかりました...。
パッケージのキャッシュ削除
下記エラーメッセージが表示されたら、キャッシュの削除をします。
# dnf --refresh upgrade
Error: Failed to synchronize cache for repo 'updates'
エラー: パッケージ ***.x86_64.rpm は署名されていません
キャッシュ削除
# dnf clean all
LXDE導入
# dnf install @lxde-desktop
再起動後に、ログイン画面左下から"LXDE"を選択すればOKです。
ちょっとした問題
KDE関連アプリが結構入ってる
上記、公式サイトにも記載がありますが、KDE関連アプリがそのまま残るので結構気になります。
まぁ、キーボードから操作する分にはあまり関係ないのですが。
デスクトップ環境変更の方法2が使えない
公式サイトの方法2(e.g. the command for Xfce is sudo dnf install korora*xfce.)を参考にLXDEを入れようとすると、エラーになります。
# dnf install korora*lxde
一致した引数がありません: korora*lxde
エラー: 一致するものが見つかりません