昨年9月、Microsoftは Office 2019 のリリース予定日を発表しました。
このリリース予定よりもサポート期間の変更の方がホットな話題のようです。
今までのサポートサイクル
Office 2016 までは、以下のサポートが提供されていました。
- 最低 5 年間のメインストリーム サポート
- 最低 5 年間の延長サポート
(合計最低 10 年間)
※サポート期間終了後は、セキュリティ更新プログラムや有償サポートを含むすべてのサポートが受けられない
base on サポート終了の重要なお知らせ
Office のサポート ライフサイクル日程
製品名 ライフサイクルの開始日 メインストリームサポートの終了日 延長サポートの終了日 Office 2010 2013.07.23 2015.10.13 2020.10.13 Office 2013 2014.02.25 2018.04.10 2023.04.11 Office 2016 2015.09.22 2020.10.13 2025.10.14 ※サポートを受けるには、サポート対象のサービス パックを適用している必要があります
※製品ごとのサポート期間は「Microsoft ライフサイクル ポリシー」で検索できます
次のサポートサイクル
2018年後半にリリースされる予定の Office 2019 では、サポートサイクルが変更されます。
- 5 年間のメインストリーム サポート
- 2 年間の延長サポート
(合計 7 年間)
Office 2019 の次のバージョンの提供には触れませんでした。
また、従来より延長サポートが3年短いため、Office 2016・2019 のサポート切れが重なります。
このことから、巷ではサブスクリプションモデル"Office 365"を意識していることが背景にあるのではないか、という見方も出てきています。
※販売モデルから永続型ライセンスを無くし一本化するなら、パッケージ自体が無くなるほうが都合が良い、という考え
Microsoftは、Windows 10 の投入の際「以前のように数年ごとに新しいOSをリリースするのではなく、既存OSを継続的に更新」することにした前例があります。
Officeはプロプライエタリ・ソフトウェアなので、ダイナミックな変更があっても仕方がありません。
せめて、IT担当者が驚かないような変更にしてもらいたいものです。