充電池(充電式乾電池)といえば 1.2V が定石なのですが、今回見つけました。
1.5V の充電池を!!!
購入したかったのですが既に完売しており、現在は予約受付中となっています。
目次
なぜ 1.5V にこだわるのか
ずばり、乾電池式のCANON製デジカメを使っているからです。
- PowerShot A75
単三電池×4本 - PowerShot A570 IS
単三電池×2本
PowerShotの困った癖
充電池だと電圧が足りないことです。
一般的に電子機器のバッテリ残容量チェックの方法は電圧です。
つまり、電圧が低いとそれだけで残容量が目減りします。
デジカメもPC同様に、起動時は通常時よりも多くの電流を必要とします。
当然、必要な電圧が得られなければ起動時に落ちてしまいます。
乾電池は 1.5V ですが、充電池は 1.2V です。
これが厄介な問題を生んでいます。
電圧比較
PowerShotの"DC IN"と電池使用時の電圧を比較すると問題が浮き彫りになります。
PowerShot A75
旧モデルである単三電池4本仕様のA75は、充電池を利用しても定格4.3Vを上回っています。
内部的に降圧しているかどうかは定かではありませんが、今のところ問題は出ていません。
(仕様なのであたりまえだけれど...)。
PowerShot A75 | 電圧 | 備考 |
---|---|---|
DC IN | 4.3V | 外部から電力供給(オプション) |
乾電池 | 6V | |
充電池 | 4.8 |
PowerShot A570 IS
逆にA75の後継機種であるA570は、乾電池を使っても定格3.15Vを下回っています。
国産の新品乾電池を使ってもバッテリ警告が即表示されるので、内部で昇圧していないことは明らかです。
充電池だとエネループを使ってもNGです。
(エボルタは試していません)。
PowerShot A570 IS | 電圧 | 備考 |
---|---|---|
DC IN | 3.15V | 外部から電力供給(オプション) |
乾電池 | 3V | |
充電池 | 2.4V |
救世主となるか!?
充電池で 1.5V 出力が登場しました。
私の知る限り初めてです。
入手出来次第、A570 IS で試してみたいと思います。
base on サンコー |【★予約商品★充電器不要!USB充電できる乾電池 単3形2本セット】販売ページ
仕様 電源 USBより充電 バッテリー リチウムポリマー 1250mAh 出力 1.5V 充電電圧 5V 充電時間 約2時間
おまけ
電圧が足りないときは、接点復活剤"CRE 2-26"などを使うと少しマシになります。