システムツール Q4Wine を導入する

システムツール Q4Wine を導入する

以前、Wine で Windows アプリケーションのインストールで文字化けする際、Q4Wine でフォントを設定しました。

Wineでインストール時に文字化けする場合

よくよく見てみると、Q4Wine 自体のインストールに触れていなかったので記事に起こしました。

q4wine 導入

確認

確認したところ、導入されていませんでした。
どうやら、Lubuntu 18.04 LTS にアップグレードした際に入れ忘れたようです。
(現在のPCはアップグレード時にクリーンセットアップしました)。

$ apt-cache search q4wine
q4wine - Qt GUI for wine (WINE)

$ dpkg -l | grep q4wine

導入

$ sudo apt install q4wine

以下のパッケージが新たにインストールされます:
  icoutils q4wine
アップグレード: 0 個、新規インストール: 2 個、削除: 0 個、保留: 0 個。

初期設定

スタートメニューから実行します。

  • [システムツール] - [q4wine]

初回実行時には設定が必要になります。

  • インストーラ
  • ライセンスなどの説明が表示されます
  • 既定の Wine パスを設定
    ※通常はそのまま [次へ] を押下。
  • システムユーティリティのパス
    ※通常はそのまま [次へ] を押下。
  • 端末アプリケーションの設定
    ※実行パスを指定します。
  • ネットワークの設定
    ※通常はそのまま [次へ] を押下。
  • クイックマウントのプロファイルを選択
    ※通常はそのまま [次へ] を押下。
  • Q4Wine の設定を完了する準備が全て整いました。
    ※通常はそのまま [次へ] を押下。

フォント設定

  1. Q4Wine 起動
    起動しない場合は、[システムツール] 1. [q4wine] から起動します。
  2. regedit ダブルクリック
    system 内の regedit をダブルクリックします。
  3. レジストリエディタ起動
    Windows 環境用のレジストリエディタが起動します。
  4. SystemLink を開く
    階層を下って、HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\FontLink\SystemLink を開きます。
  5. Tahoma を確認
    Tahoma にフォントを指定します。
    ※Tahoma がなければ、複数行文字列値型で作成します。
  6. フォントを指定
    以下、設定するフォント。
    変更前

    変更後
ipam.ttf,IPAfont00303 Ming
ipamp.ttf,IPAfont00303 PMing
ipag.ttf,IPAfont00303 Gothic
ipagp.ttf,IPAfont00303 PGothic

使用例

設定が終わったら、Windows アプリケーションを導入します。
例のごとく、Lubuntu 18.04 LTS から "Wine Windows プログラムローダー" が無くなっているのでコマンドから実行しました。

Lubuntu 18.04 LTS へアップデートしたら Winetricks が消えていた

$ wine /home/{homeDir}/.wine/drive_c/temporary1221/MerySetup-x64-2.6.7.exe